ボランティア

福島春ボラ&スタディーツアー(報告)

下記の通り、福島県大熊町・富岡町においてボランティア活動を実施しました。

 

◎日時:2026年2月16日(月)~18日(水) 2泊3日

◎活動場所:福島県双葉郡大熊町、富岡町

◎スケジュール

2月16日(月)東日本大震災・原子力災害伝承館訪問、廃炉資料館訪問、ワークショップ

2月17日(火)ネクサスファームおおくまで農作業手伝い、学び舎ゆめの森放課後児童クラブで子どもと遊ぶ、振り返り

2月18日(水)もーもーワールド近隣にて竹林整備手伝い、おおくまキウイ再生クラブにて農作業手伝い

◎参加人数:本学学生14名、教職員1名

◎宿泊場所:ほっと大熊

◎主催:中央大学ボランティアセンター

◎協力団体:福島県再生可能エネルギー復興推進協議会(地域復興支援事業)

◎参加者の感想:

・活動を終えた自分が、学び働き考えたあとにするべきことは、発信することであると考える。今までのようにボランティアとして働き、なんとなく達成感を味わいプラスの気持ちで終えるのではなく、スタディーツアーも行えたことで人の声を聴き、自分が把握していた情報だけでは事実を掬い切れていなかったことを知り、疑問を抱くようになったことで、この違和感を解消せず持ち続け、多角的な視点を共有して社会へ問い直していくことが、関わらせていただいた方々への責任だと思った。

・さらに考えさせられたのは、原発で働く多くの人が地元の住民であるという点である。事故によって被害を受けた当事者でありながら、同時に発電所を支える労働者でもあったという構造は、「被害者」と「加害者」という単純な二項対立では整理できない。言葉は慎重に選ぶ必要があるが、社会の構造の中で私たちは多かれ少なかれその一部を担っているという意味で、「完全に無関係な人」はいないのではないかと感じた。また、廃炉作業が現在も続いており、今も多くの人が原発関連の仕事に従事しているという現実から、事故は過去の出来事ではなく現在進行形の問題であることを実感した。

・これまでドキュメンタリーなどを通して知識として理解していたつもりだったが、現地で語りを聞き、展示を見たことで、出来事が具体的な生活や感情と結びついた。「知っている」つもりでいたことが、初めて温度を持った学びに変わった瞬間だった。

・今回、明確な答えを得る経験というよりも、多くの問いを自分の中に残す経験だった。復興とは何か、豊かさとは何か、誰が決め、誰が負担し、誰が恩恵を受けているのか。震災や原発事故に関連して起きた出来事を含めて、簡単に答えの出る問いではない。しかし、他人事として忘れていくのではなく、学び続け、考え続け、対話を重ねていく姿勢を持つことが、自分にできる第一歩なのではないかと感じている。

 

以上