2014年1月1日に発生した能登半島地震の被災地を支援するため、日本財団ボランティアセンターのご協力のもと、下記の通り、石川県鳳珠郡能登町岩井戸地区にてボランティア活動を実施しました。
◎日時:2024年8月4日(日)~6日(火)
◎場所:石川県鳳珠郡能登町、珠洲市
◎内容:倉庫の片付け、障子の張替え、農作業の手伝い
◎参加人数:本学学生16名、教職員2名
◎宿泊先:黒川温泉セミナーハウスやまびこ
◎企画運営:中央大学ボランティアセンター
◎共催(財源):日本財団ボランティアセンター
◎協力団体:株式会社ぶなの森
◎参加学生の声:
・今回が初めてのボランティア活動となった私は、当初、ボランティアとは各々ただ黙々と作業をする、ドライなものだと思っていました。しかし実際は、重い機材の搬入や根気のいる小豆の選別作業、障子の張替えなど、一人ではどうにもならない作業に当たるには仲間との協力が不可欠なので、初対面同士でも自然と鼓舞や会話が行われる、とても良い雰囲気での活動でした。現地の方々より温かいご支援をいただいたことは忘れられません。休憩時にいただいた冷たい飲み物やぜんざい、スイカは格別においしかったです。
・災害のボランティア活動は、家屋の片付けや瓦礫の撤去などのほかにも多くの活動があることを知った。被災された方の心のケアなど精神的な面や、災害によって人手が足りなくなり、できなくなってしまった作業のお手伝いなど様々な形のボランティア活動があることを知った。今回の小豆の選別作業は、本来は地元のおばあちゃんがやっていたということだったが、発災によって地元のおばあちゃんたちがいなくなってしまったため、人手が足りず作業ができなかったという。発災から半年が経過し、倒壊した建物が残っていながらも、現地では日常を取り戻すために動いている人がいる。瓦礫の撤去などの他にも、災害によって不足した人手を補うボランティアも必要なのだと気がついた。
・支援をする側、助けに行くという意識ではなく、手を取り合って、当たり前に支え合えることが重要だろうと思いました。今回は能登町で大震災があったものの、私たちが住む地域にも大震災は起こりえます。だからこそ、感謝されるだけでなく、私たちも多くの学びをさせていただいたことや、ボランティア活動をする上でたくさんの優しさや温かさを感じさせていただいたことに感謝をしながら、活動することが大切だと思いました。今後また別のどこかで大災害が起きた場合に、助け合いの輪が広がっていけばいいなと思います。
・ボランティアワークへのイメージが大きく変わりました。私が持っていたイメージは初日に行った力仕事系のみというものでした。そのため、私よりも男の子たちに参加枠を譲った方が活躍してもらえるのではないかという気持ちや、役に立てないのではないかという気持ちが少なからずありました。しかし、今回のボランティア活動は考えを改めるきっかけになりました。2日目や3日目に行った作業内容は力仕事ではなく、器用さや集中力が試されるようなもので、「私でも役に立てる!頑張れる!」と思う場面がありました。だからこそ、ボランティア活動は適材適所で、あらゆる人が活躍できる可能性があることを知り、応募をためらっている人がいるのならば勇気を出して挑戦してみて欲しいなと思いました。
・ボランティアはお金が発生する労働ではない。お金が発生しないからこそ、労働の意味、人の力になりたい思いに向き合える気がする。今回、多くの方に出会い、刺激を受けてお金が発生する労働では得ることができない経験ができた。今回本当に充実した3日間で参加してよかったと心から思える。今回見たこと感じたことをこれからも自分の中でとどめるのではなく、周りの人に発信し考えていきたい。
以上