Eventイベント

- 日程
- 2025年3月3日(月)~5日(水)
- 場所
- 石川県能登半島
- 内容
2024年1月1日に発災した「令和6年能登半島地震」および2024年9月21日~23日にかけて降り続いた「令和6年9月能登半島豪雨」により甚大な被害を受けた地域を支援するため、以下の通り、能登半島でのボランティア活動を実施します。
活動内容は刻々と変化する現地の状況にあわせて流動的となりますのでご了承ください。
◎日時:2025年3月3日(月)~5日(水)
◎場所:石川県鳳珠郡能登町、珠洲市
◎宿泊:黒川温泉セミナーハウスやまびこ(能登町黒川)
◎募集人数:本学学生15名以内
※定員を上回る応募があった際は、学部・学年・性別などを考慮しての抽選となります
◎活動内容:スタディツアー、写真洗浄、農作業
その他、刻々と変化する現地の状況にあわせ、安全な活動に限定して柔軟に対応予定
◎企画・運営:中央大学ボランティアセンター
◎共催:日本財団ボランティアセンター
◎協力:株式会社ぶなの森、あらいぐま能登
◎スケジュール(変更する可能性あり):
1日目10:00金沢駅集合〜バスで移動しながら昼食~13:00現地到着
~珠洲の現状を学ぶスタディツアーに参加、翌日の打ち合わせ~
~バスで移動〜17:30宿到着~振り返り
2日目 ボランティアワーク(公民館にて写真洗浄、写真洗浄のニーズ伺い)
3日目 ボランティアワーク~14:00現地出発〜17:00頃金沢駅到着、解散
◎参加条件
・決定後には、オリエンテーションを必ず受講すること
・親権者の同意を得た「承諾書」を提出すること(メール提出)
・活動後の事後レポートを提出すること
・ボランティア保険へ加入すること(天災プラン)
◎本番までのスケジュール
2月3日(月)朝9:00 締め切り。翌日2/4(火)に参加可否をメールにて連絡予定
2月10日 (月) or 2月12日(水) 10:00~11:00 オリエンテーション
※対面(多摩キャンパス)とオンラインで開催。必ずどちらかに参加必須
2月20日(木)朝9:00承諾書提出〆切
◎服装・持ち物
・長袖長ズボン、着替え
・長靴、汚れてもよい靴
・レインウェア(上下セパレートのレインウェア)
・軍手
・ウェットティッシュ
※ショルダーバッグやウェストポーチがあると便利
◎キャンセルポリシー
・強い余震など不測の事態が起こった場合、プロジェクト自体のキャンセルもあり得ます。
大学都合のキャンセルの場合、新幹線のキャンセル料は大学で補助しますが、自己都合のキャンセルの場合は個人負担でお願いします。
◎かかる費用について
・自宅から金沢駅までの交通費、食費、ボランティア保険代(未加入者は必須)
・金沢までの交通手段は問いません。
新幹線利用の場合…7:20東京駅発~9:45金沢駅着 新幹線かがやき503号 14,180円、学割利用で12,680円
夜行バス利用の場合…6,000~7,000円程度で東京~金沢便あり
※宿泊費、期間中の移動費の負担はありません。協力・日本財団ボランティアセンター
◎申し込みは こちら
◎参加学生の声(一部抜粋)
・ボランティアに参加する前の被災地に対する私のイメージは、暗いイメージを持っていた。しかし、現地で暮らしている方とお話をするうちに、少なくとも暗いイメージはなくなった。特に、澤野さんが仰った「被災地で暮らしている人も普通の人だ」という言葉が印象に残っている。私がこの交流会に参加するにあたって、被災経験もない自分と話すことで現地の方を嫌な気持ちにさせてしまわないだろうかと思っていた。しかし、皆さんあたたかく迎え入れてくれ、むしろ「遠くからわざわざご苦労様」などあたたかい言葉をかけて頂いた。また、皆さんが帰られる際には、握手をしたり、「お元気で」と声を掛けてくださったりもした。振り返りの時間で澤野さんからこの言葉を頂いた時、なぜこんなにも皆さんがあたたかく受け入れてくださったのかわかった気がした。私は交流会のはじめ、あくまでもボランティアという立ち位置にいたように思う。それがいつの間にか一人の人間として皆さんとお話をしていた。それは現地の方々が私と何も変わらない普通の人間であり、同じ人間として私と接してくださったからではないかと考えた。
被災地で暮らしている方も普通の人であるならば、困っているときに手を差し伸べるのは当然ではないかと思う。それがボランティアという名目であってもなくても、同じ人間同士助け合うことが自然だし、壁を隔てることなく関わり合っていくべきだと感じた。実際に現地に伺い交流したからこそ、被災地に対する私の考え方を変えることができた。
・印象的だったのは、話した方全員が能登のことを心から誇りに思い、大切にしていることが、話の中からひしひしと伝わってきた点です。「海がきれい」「魚がおいしい」など、能登の魅力を語る言葉がとても素敵でした。そして、話を聞いた方が大好きな能登が再び復興し、これまでの日常を取り戻せるよう、少しでも力になりたいと強く感じました。
・特に印象に残ったのは、集会所の方が仰っていた「なんとかしてあげようと思いすぎない」ことです。自分は活動以前、現地の人々が広く一般的に考えられているような「被災者」であると偏見を持っており、それまでに見ていた町の状況などからも考えられるような苦しい現状に関する悩みに対してきちんと受け答えできるか不安に思っていました。しかし、実際の訪問中、現地の方々の話を聞く中で、仮設住宅に住めることへの感謝や生きていることの誇りを持って生きている方が多く、自分がなんとかするまでもなく、明るく、楽しい暮らしをしている方が多いという印象を受けました。中には、家屋の倒壊の際に家の中に取り残されたのだという話を明るくしてくれる方もおり、力強い姿に感銘を受けるとともに、自分が構えすぎていた事を感じ、現地の方々のコミュニケーションを純粋に楽しむことができるようになりました。
自分は大学において心理学を学んでおり、臨床系の講義の中で、「対人のコミュニケーションに結果を求めすぎてはいけない」ということを知識としては持っていました。しかし、結果が出ないことは自己の無力感に繋がる可能性があるので、実感をもつことが出来ていませんでした。しかし、今回の体験を経て、現地の方々はこちらに何かしてもらおうとは求めていない、むしろ話を楽しみたいと思っているのだと考え、日常生活においても同じことが言えるのではないかと考えることができるようになりました。自分は話をすることが苦手で、相談ごとを受けることなどに苦手意識を持っていましたが、今回のことから、少し肩の力を抜いて、話の中で結果を出すことが出来なくても、相手のことを思っている人がいるという思いやりの気持ちを相手に伝えていきたいと考えるようになりました。
・今回の活動を通して、「被災者」という言葉に違和感を持つようになりました。これまでは「災害の被害をうけた人」という意味をもつ言葉としか捉えていませんでした。しかし、正院でまちづくり評議会を設立しようと尽力されている澤野さんが「被災者感情は人それぞれ」「被災者もおいしいものを食べてあたたかく過ごしているから自分たちと違う人として接しないでほしい」「このまま”被災者”としてみられるのかと思うと不安」とおっしゃっており、「被災者」は「障がい者」という言葉と非常に似た点をもつと感じました。「障がい者」には障がいをもっているという事実に加え、身体が自由に動かせない、できないことがある、といった否定的なイメージを付しています。目が見えなければ他者よりも聴覚や触覚で情報を把握する力が優れていて、その人特有の感覚で世界を認識できるかもしれないのに、「障がい者」という言葉は個人のアイデンティティやアドバンテージを見えなくしてしまう。それと同様に、「被災者」には被災したという事実に加えて、「災害によって苦しめられて可哀そうな人」といったマイナスなイメージを伴っています。たしかに、辛い経験をし、まだコミュニティの中に入れず孤独な思いを抱えていたり、悩みを打ち明けられなかったりする方もいるでしょう。しかし、全員がそうなのではなく、辛いなかでも前を向いて他者を引っ張っていく強い人々や、逆にそうでない人を巻き込み助けようとする人々もいることに、交流するなかで気づくことができました。「被災者」とひとまとめに分類するのは非常に簡単なことですが、そこには偏見が伴い被災地の中の人と外の人の間に見えない線を引いてしまうような冷たい言葉になりうること、被災された方も人それぞれであることを学び、今後再び被災された方と交流する機会があれば一人一人、その方の中身をみるように心がけようと思いました。こういったことは、私自身が災害によって家や大事な人を失うといったような経験をしていないために気づきにくいことであったと思うので、このボランティアに参加して本当に良かったです。
・今回、災害ボランティアで私にもできることがあると気づくことができ、自己肯定感が向上しました。私は体力に自信があるわけではなく災害ボランティアも未経験なので、がれきの片付けのような力仕事には不安をもっていました。逆に、体を使うのではなく現地の人々とお話し、交流するというボランティアが存在することも知っていましたが、私は誰とでも気軽に話して楽しませるということが得意ではありません。それが交流会でハンドマッサージ担当に手を挙げた理由の一つでした。ただお話するよりも、作業があった方が私に向いていると思ったのです。実際には交流会の直前にやり方を覚え、慣れないマッサージをしながら相手とお話しなくてはいけなかったので少し難しくはありましたが、マッサージが気持ちいいと言ってくださったり、笑顔が見られたときには嬉しかったです。また、何か悩みはないかと伺ったとき、初対面の私に相談してくれたことは、マッサージを通して手が触れあって心がつながった証拠であるように感じました。結局その悩みを解決することはできなかったのですが、澤野さんが「ボランティアは話を聞いてあげるだけでよい」とおっしゃっており、話すことより聞くことの方が得意な私にも現地の方のために貢献する方法があるのだと知りました。石川県では震災から1年経た今でもボランティアの力を必要としており、現地に行くだけで感謝されます。そして、ボランティアには様々な形があるので、自分に合った貢献のしかたを見つければやりがいが得られます。3日間という短期間で多くのことはできませんでしたが私なりに行動できたこと、そのためにまず今回自らボランティアに参加することを決断したことは自ら褒めたいですし、また別のボランティアにも積極的に参加し自己成長に繋げたいです。
・私は話すが嫌いなのではなく、苦手なのであり、本当は好きであるということに気づいた。なぜなら、3日間のボランティアを経た後、率直にもっとたくさんの人(一緒に活動した学生や現地の方々など)と話せばよかったと後悔したからである。ボランティア中は、自己紹介や振り返りなど自分の話をする機会だけではなく、共に活動した学生との親睦会や仮設住宅に住まれている方々との交流会など互いに話をする機会がたくさんあった。自分の意見や感想を話すときは、思ったことや感じたこと、伝えたいことを聞いている人に話すことができた。しかし、誰か相手がいる会話になった途端、上手く話せず、ほとんど相手の話を聞く状態になってしまい、あまり自分の話ができなかった。私はこれまで人の話を聞くことが好きである人間だと思っていた、しかし今回のボランティアを経て、本当はそれと同じくらい人に自分の話をしたいと思っているということに気がついた。今後は、身近なところから会話する回数を増やしていこうと思った。その際、自分から話しかけることを常に心がけたい。能登ボランティアに参加して、自分自身の成長に繋がることを発見できてとても嬉しかった。
★ボランティアセンターで募集中の、春休みボランティア★
・1/28(火) 春休み前のボラカフェ[多摩]
・1月下旬~3/23(日) 文京区「中学生文化祭」で、実行委員中学生のメンター[茗荷谷]
・1/29(水)~3/19(水) こども実験教室ボランティア[茗荷谷]
・1/30(木)+2/22(土) 文京区立小石川図書館 絵本よみきかせ[茗荷谷]
・2/8(土) 大塚一・二丁目町会 餅つきボランティア[茗荷谷]
・3/1(土)CVC春ボラ 多世代×パラスポーツ パラスポフェスタ@愛宕かえで館[多摩]
・3/3(月)~5(水) 能登半島復興支援ボランティア[能登] ←今回はこれ!
・3/7(金)CVC春ボラ 人権×スタディーツアー 国立ハンセン病資料館スタディーツアー[多摩]
・3/27(木) 子ども×福祉 放課後デイサービス[多摩]
以上