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公益財団法人白門奨学会から学校法人中央大学へ、「奨学支援の心」伝える

2021年06月14日

 6月4日、公益財団法人白門奨学会様より、コロナ禍により経済的に困窮している本学学生に対し、4億円の奨学支援を賜りました。なお、白門奨学会様からは昨年度も3億円の奨学支援を賜り、昨年度実施した在学生への特別支援に活用させていただきました。

 様々なコロナ禍の影響を受ける中で、本学学生の学びを継続できる環境づくりに多大なご貢献をくださったご厚意に対し、本学から特別感謝状を贈呈しました。

 

 久野修慈白門奨学会理事長からは、「100年に1度のコロナ禍の中で翻弄される学生への支援を、同理事会、評議員会とも全会一致で決定した。しかし、この決して少なくない額について、これまでの基金を取り崩すにあたり、白門奨学会の設立以来、寄付してくださった先人たち、すでに他界している方には墓前へ報告をしたいと考え、本日贈呈という形でけじめをつけることとした。先人たちは様々な思いを寄せながら奨学支援を目的に寄付をしてくださった。今回のコロナ禍における学生支援に際し、大学側へこれら諸先輩の志を含め、「心」をきちんと伝えたい。同時に、どのような学生支援を実施したか等、大学としても寄付者へきちんと伝える必要があると考えている。」との言葉を頂きました。

 

 大村雅彦理事長からは、「この度の多くのご支援のおかげで、今年度は2つの学生支援策、一つは新たに大学生活を開始した新入生約6,900人を対象に、学修に係る情報環境整備費等への奨学支援として5万円の奨学給付(総額約3億5千万円)、もう一つはよりいっそう経済的に困窮している学生を対象に、最大70万円の奨学給付(試算額約1億8千万円)を実施します。」と報告し、学校法人として感謝の意を伝えました。

 また、河合久学長からは、「昨年度から大学としてオンライン授業に係る環境整備を進めており、対面授業とオンライン授業の適切な組み合わせによる授業運営のための環境整備に注力している中で、昨年度に引き続き、学生へ経済支援の手を差し伸べていただけることに感謝します。」と、大学を代表して感謝の意を伝えました。