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大学の約束2019」“2030年”への共創カンファレンスPart2 ~産学連携で取り組むSociety5.0を担う人材育成〜 に樫山理工学部長が登壇

2019年12月10日

  12月5日、THE GRAND HALL-( 品川グランドセントラルタワー3階)において、日本経済新聞社主催、リクルートマーケティングパートナーズ共催、中央大学他5大学の協賛による「大学の約束2019」“2030年”への共創カンファレンスPart2~産学連携で取り組むSociety5.0を担う人材育成〜に樫山理工学部長が参加しました。

  まず、午前の学生セッション「未来を創る人材は、今、何を学んでいるのか」に、理工学研究科都市人間環境学専攻 修士2年の合田明弘さんが登壇。来春から国土交通省に入省予定の合田さんは中央大学理工学部を選んだ理由、現在の大学院での研究や、国際交流サークルへの参加等について披露してくれました。今回、参加6大学の学生の登壇者間で質問し合う、フランクなセッションが繰り広げられました。その中でも、「学生生活は人との繋がりが自分を大きくさせてくれた。特に、指導教授との出会いが大きかった」と話されました。社会に出て解決してみたいことについては、「近年の気候変動等による洪水災害、自然災害の改善を図ることに携わり、社会基盤をみなさんと一緒に作っていきたい」と締めくくりました。

 登壇を終えた合田さんは、「とにかく貴重な経験をいただけた。他大学の取り組みも刺激になった。今後、さらに主体的に取り組んで行きたい」と感想を述べてくれました。

  午後のセッションでは、(セッション①「NEXT-TECH人材を創る教育・研究・産学連携」、セッション②「課題解決力を育むAI時代の文理融合教育」)が行われ、樫山理工学部長はセッション①に登壇しました。企業スピーカーには、メルカリ Manager of Talent Acquisition & HRBP 石黒卓弥氏。モデレーターはPOL代表取締役CEO加茂倫明氏。大学は東京工業大学益一哉学長と、関西学院大学村田治学長。セッションにご参加いただいた約300人に対して、モデレーターが提示したNext-Tech人材育成/活用を取り巻く課題を3つの壁(分野間、産学間、起業家精神)について深掘りをしていきました。樫山学部長からはまず、大学全体の特徴及び今年度開設した国際経営学部、国際情報学部の紹介をしました。1つ目の「分野間の壁」については、2003年から設置しているFLPの実績に加え、「理工学部研究教育クラスター」について紹介。2019年度より授業時間割をキャンパス間で統一し、インフラ整備により地理的な壁を取り除き始めていると述べられた。また、学生に現場を見させること、きっかけを与えることが大切であると加えました。  「産学間の壁」については、今年度20周年を迎えた研究開発機構の仕組みを紹介。研究者としてのセカンドキャリア、サードキャリアの環境を担っている旨、披露しました。 「起業家精神の壁」については社会的課題に対応する力を持つ人材育成の例として、WISE chuo を紹介。女性研究者を積極的に育成していくため、企業の女性管理職の講演などをダイバーシティの観点から先駆的に行っていると述べられた。

  最後に、「大学の中にいると3つの壁は低くなってきている感覚はある。今後は、クロスアポイントメントの推進により、産学官の連携はよりいっそう深まっていくだろう」と締めくくりました。

 今回の様子は後日、日本経済新聞にて掲載予定です。

モデレーターと会話する樫山学部長(中央)左は関西学院大学村田学長、右は東京工業大学益学長

学生セッションに登壇した合田明弘さん

ポスターセッションブースでは、今年度70周年を迎えた理工学部の記念ビデオを上映しました。