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【春の留学フェア2026】スイス留学中の学生と「海外オンライントーク」を実施

「チャレンジするなら大学生の今」―町田さんの留学ストーリー

国際センターでは、2026年4月13日(月)~4月30日(木)の「春の留学フェア」期間中にさまざまな企画を実施しています。
4月20日(月)には現在海外に留学をしている本学の学生に国際交流センターのスタッフがインタビュー形式で話を聞く「海外オンライントーク」が開催されました。今回の登壇者は、スイスのジュネーブ大学に留学中の町田さん(中央大学 総合政策学部所属)です。

スイスのジュネーブ大学に留学中
町田さん(総合政策学部

幼いころから「海外に長期間住むこと」にあこがれを持っていたという町田さん。大学に入学後は、英語に加えて第二外国語で履修していたフランス語の語学力をもっと伸ばしたいと考え、英語とフランス語の両方を伸ばせる環境であるジュネーブ大学を志望したとのことです。

「チャレンジするなら大学生の今だと考え、思い切って大学2年生の秋の募集に応募しました」

ジュネーブは、国際連合や世界貿易機関をはじめとする国際機関が数多く集まる都市であり、彼女の関心分野とも合致していたようです。

ここからは、留学を検討している皆さんの参考となるよう、町田さんのお話をポイントに分けてご紹介します。

ジュネーブ大学留学のリアル:準備・授業・生活事情

留学準備と語学要件への対策

留学準備は、できるだけ早めに進めることが重要だと感じています。
語学要件を満たすための勉強はもちろんのこと、留学を決めてからは、志望書類を整えるためのリサーチや書類準備にもかなりの時間を要します。交換留学の語学要件はIELTSを受験して、幸いにも応募直前の1回受験でクリアしました。スピーキング対策については、大学1年生の時にお世話になったネイティブの先生(現在はすでにご退職済)に直接お願いして週に1回程度のレッスンをしました。このような対応をいただくことは、本来は難しいことだったかもしれませんが、とても幸運でした。何人かの友人も集まって、一緒に学びました。

奨学金の申請について

私はJASSO奨学金と中央大学国際センターの奨学金をいただいて学んでいます。他にも申請できるものがありましたが、気が付いた時には応募期日が過ぎているということもあったので、皆さん要注意です。
補足:これら奨学金申請にはGPA(大学の平均成績)が必要なので、日々の授業の出席と試験対策を含め、早い時期からの準備が必要です。

ジュネーブ大学の授業

留学当初の秋学期は、英語で授業を受けるのが初めてだったので、負担が大きすぎない科目を選択しました。例えば、基礎的な国際関係入門、ヨーロッパ経済・社会史・フランス語(A1・A2レベル)などです。
学習のスタイルには、講義のほか、少人数でのディスカッションや演習などがあります。
また、授業は105分で、15分程度の休息(移動)時間が設けられています。中央大学のように昼休みのまとまった時間はないため、授業が連続する場合は、お昼を食べるタイミングに迷う時があります。

慣れてきた春学期には、履修数を増やして、所属の社会学部の科目に加えて、経済学部といった他学部の教科にもチャレンジしました。例えば、「感情と国際関係」「世界の不平等と再配分の経済学」「人的資源管理」など、経済と国際問題の関係を扱う科目を履修しました。また、オンデマンド形式の授業もあり、対面授業で時間割が重なる科目も受講することができました。その結果、関心のある科目を幅広く履修することができました。

授業についていくための工夫

留学当初は、とにかく内容が難しく感じられました。オンデマンド形式(授業録画)の授業は何度も見直して理解を深めました。また、わからないことはAIを活用して調べることもあります。
現在は、授業前にスライドを見て単語や内容を予習するようになり、授業への理解度が大幅に向上しました。

授業の評価方法

授業形式は様々で、いわゆる多肢選択式テストやレポート提出、グループプレゼンテーション、計算と論述試験など、科目ごとに異なります。

日々の生活と休日の過ごし方

ジュネーブ周辺に広がる雄大な自然 (写真はイメージです)

スイスに来て、朝はまぶしいぐらいの日差しが部屋に注ぐので、自然光で早起きするようになりました。ですから、朝に軽い運動をしてから大学に行き、夜は早めに就寝します。
大学の図書館が平日は22時まで開館しているので、遅くまで学ぶ勉強熱心な学生の方も多いです。
休日は、電車で40分程度のフランスに買い物に行きます。スイスより少し物価が安いので買い出しです。また、大学で交換留学生向けのイベントなども実施しているので積極的に参加しています。
あとは、スイスならではの経験として、豊かな自然の中でハイキングをしたり、そのほかスイス国内旅行をすることもあります。

寮での生活

寮は、個室を基本とし、キッチンやシャワー、トイレは共用となっています。16人でコンロ4口のキッチンを共有しています。メンバーの国籍は欧米、中南米、アジア、アフリカにわたり多様です。
スイスは世界で最も物価が高いとして知られていますが、外食費もかなり高いため、多くの学生が自炊をしています。私もオーブンを活用して野菜を焼くなど、自炊をしています。

現地の物価とその対策

スイスはとても物価が高く、マックセットは約3000円、スターバックスのフラペチーノが1杯1500円ぐらいします。
生活費は、寮費が約11万で、食費を含む生活費を5万円で抑えているので、約15万円から20万円程度です。留学してから現在までに進んだ円安で月に1万5千円ぐらい予算が上がり、為替の影響は大きいです。
工夫している点としては、外食を控えて自炊をすることはもちろん、スイスでは、廃棄される予定の食料を学生に分けてくれる団体があり、これを活用して食費を大幅に節約することができています。また、チーズや乳製品は日本より安くておいしい点は嬉しいです。

留学してよかった点・大変だった点

良かった点は、様々な国の友人と学び、生活ができる点です。寮では、共同スペースに行けば誰かがいるので、落ち込むようなことがあった日でも、話しているうちに気持ちが前向きになります。
また、ジュネーブならではの経験としては、国際機関の訪問やワークショップに参加するなど貴重な機会を得ることができました。

大変だった点は、やはり「物価の高さ」でしょうか。また、スイスは大学内においても基本英語が通じますが、現地の友人たちはフランス語で会話をしているので、その「会話の輪に入れない」時は残念に感じました。

留学前準備のおすすめポイント

まずは、語学の勉強です。
英語に加えて、第二外国語であるフランス語をもっと身につけておいたら良かったです。
フランス語については、現地で頑張って学ぼうと考えていましたが、先ほども触れた通り、現地ではフランス語が共通語であるため、会話に入ることができず、悔しい思いをすることもありました。また、スーパーなど日常生活の場面でもフランス語が使われるため、もっと勉強しておけばよかったと感じました。

ちなみに、ジュネーブ大学には「タンデム(Tandem)制度」という、学びたい言語を母国語とする学生同士が二人一組になり、互いの言語を教え合う制度があります。私もこの制度を活用し、言語パートナーと週に1回程度対面で会い、フランス語を学びながら、日本語を教える言語交流を行っていました。

日本から持参した突っ張り棒の発見に、思わず笑顔が広がるオンライントークのひと幕

次に、事前に現地の情報を収集しておくということです。
例えば、私は事前に先輩の留学報告書を読んだり、寮の紹介バーチャルツアーを見るなどして情報を収集し、日本から持参したほうが良い生活用品など準備しました。例えば、現地では1回洗濯をするのに、洗濯機1000円、乾燥機600円で、計1600円程度かかることを知っていたので、日本の100均で突っ張り棒を購入して持参し、乾燥させるなど、工夫をして節約をしています。

留学を通して身についたと感じる能力

「忍耐力」、「コミュニケーション能力」、そして「挑戦する姿勢」です。

忍耐力は、留学に際して準備や手続きが大変だったので、それを乗り越えたことで身につきました。
コミュニケーション能力は、英語やフランス語に自信がなくても、積極的に人と関わり、話しかける姿勢を持つことで、互いに理解を深めることができることを体験しました。そういった意味で、挑戦する姿勢が自然と身についたと思います。

長期留学を考えている皆さんへ

留学に迷っているなら「いくべき」だと思います。
留学することで、新しい価値観・視点気づき、面白い人たちとの出会いを通じて多くの学びがあります。また、海外に出て、自らがマイノリティになる経験は大きいです。自分自身について考えるきっかけにもなります。
留学を決めたら、「何をしたいか」という留学の目標を明確にすると、より意味のある留学生活になるのではないかと思います。
留学は大変なことも多いですが、語学・学業・人間関係・将来観すべてにおいて大きく成長できる、挑戦する価値のあるものだと思います。

おわりに

スイス・ジュネーブといえば、国連やWHOなどが集まる、スイス随一の国際都市です。
町田さんによると、留学だけでなく、国際機関でのインターンシップを目的に訪れる日本人も近年増えてきているとのことでした。
このように活気ある外交都市である一方、レマン湖とアルプスに囲まれた美しい景観が、日々の暮らしに活力と癒しを与えてくれます。そうした多彩な魅力をもつスイスで、生き生きと学ぶ町田さんの留学生活についてお話を伺うことができました。
今、留学を一つの選択肢として考えている方は、その思いを心に留めたままにせず、今できる小さな一歩から始めてみませんか。

国際センターでは、さまざまな国際交流イベントの開催や、留学に関する各種情報の提供を行っています。また、留学経験者に相談できる機会もあります(SIPS留学相談ステーション)。以下の関連リンクをご覧のうえ、必要に応じて予約相談をご活用ください。