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【Gスクエア×交換留学生】ヨーロッパツアーに参加しませんか? ~欧州からの留学生が母国ツアーを日本語でプレゼンテーション
2023年12月01日
2023年11月8日(水)、多摩キャンパスヒルトップに2階にある異文化交流スペースGスクエアにおいて、ヨーロッパからの交換留学生とGスクエアの共催イベント「ヨーロッパツアーに参加しませんか?~Gスクエアで国際交流」が開催されました。
日本語中級クラス(法学部助教 吉田千春 担当)の授業の一環で、Gスクエアの協力を得てこのイベントが実現しました。ヨーロッパからの交換留学生が自分で考えた母国を巡るツアーを、日本語で国内学生に紹介するというもので、"にほんごサポーター"として留学生をサポートする学生、Gスクエアのスタッフが聞き役として参加しました。

ガイドを担当したのはドイツ、フランス、イタリアから来日した6人の交換留学生です。原籍大学で日本語を勉強してから来日し、文学部や国際経営学部で学んでいます。今回の企画では留学生の母国の有名な観光地ツアーではなく、地元や自分がお勧めしたい地域での1泊ツアーを考えて紹介しました。日本語でパワーポイントを作成して、プレゼンの練習を重ねてから本番に臨みました。
プレゼンは、「日本語で説明し、ツアーガイドのように丁寧な表現を使って話す」という決まりを設け、宿泊先、観光地、現地のグルメ等についてガイドになりきって紹介しました。説明の合間に国内学生からのさまざまな質問に答えながらプレゼンテーションするため、文化やスポーツ、食習慣の話題に話が逸れることもありましたが、一生懸命に日本語で説明していました。
終了後には、国内学生が日本のお勧めの場所を紹介しました。国内学生たちは、多摩キャンパスからも行きやすい関東圏内のとっておきの場所や地元のお勧めスポットについて、スマートフォン等の画面を見せながら紹介していました。留学生たちは発表が終わってホッとした様子で、ガイドブックに載っていないような日本の場所を興味深く聞いていました。中には休暇の旅行プランに取り入れたいという人もいました。

▲原稿をタブレットで確認しながら丁寧に説明するクセニアさん
ドイツからの留学生クセニアさん(大学院生)は、「今日のプレゼンテーションは、準備が足りませんでした。紹介するためには、観光場所の説明だけでなく歴史を調べたりする必要がありました。でも、皆さんが楽しそうに聞いてくれたので一生懸命プレゼンすることができました。
私は日本への留学が2回目です。初めての留学は学部生の頃で、その時はまだ日本語をうまく話せなかったんです。日本語は漢字や敬語があったりとても難しい言語です。今は、2度目の留学だから日本の文化や生活のことを多少は理解していますから、日本語のスキルをもっとアップさせたいです。できれば日本でインターンや就職をしたいと思っているので、頑張って勉強しています」と感想を交えて話してくれました。