
2016年3月大学院理工学研究科精密工学専攻博士課程前期課程修了
岡田 祐治(私立名城大学付属高校)
The 28th IEEE International Conference on Micro Electro Mechanical Systems(MEMS 2015)(微小電気機械システムに関する第28回IEEE国際会議)
2015年1月18日~22日
エストリルコングレスセンター(エストリル・ポルトガル)
私は、修士課程1年の冬にポルトガルで開催されたMEMS2015国際会議に参加しました。MEMS国際会議はマイクロ・ナノ工学に関する研究者がさまざまな国から集まります。私の研究テーマは、細胞解析用バイオチップの開発で、およそ20マイクロメートル(1マイクロメートルは1000分の1ミリ)の細胞の薬剤に対する応答を調べるという研究を行っています。幸いにも、良い研究テーマを見付けることが出来、順調に成果が得られたので博士課程前期課程の1年目で国際学会に参加する機会を得ました。国際会議での研究発表は、研究室に配属されて初めに掲げた目標の一つでした。学会は5日間にわたって行われ、私は3日目にポスター形式での研究発表を行いました。今回の国際会議では、研究発表はもちろんのことですが、それ以外のことも印象的でした。

一緒に参加した研究室の友人と会場前で
学会の4日目の夜には、バンケットと呼ばれる懇親会が行われ、一緒に参加した研究室の友人や同年代の学生と一緒に楽しく過ごすことが出来ました。異国の地だからこそ日本人同士の交流も深まったと思いました。現地の観光では、普段は触れらない文化に触れることが出来、とても興味深かったです。このような経験は人生において何物にも代え難い貴重な物になったと感じました。
最後になりますが、今回研究において指導してくださり、このような機会を与えてくださった鈴木宏明准教授、岡野太治助教、資金面でサポートしてくださった中央大学に深く感謝いたします。また、研究内容について普段から熱く議論してくれる研究室メンバーにも感謝いたします。