FLPメディア・ジャーナリズムプログラム松野良一ゼミは、2006年から戦争に関する記憶を掘り起こし、記録・保存する活動を継続しています。
戦没学徒の遺品、遺書、遺影などを保存・展示しているNPO法⼈「わだつみのこえ記念館」主催の講演会が12⽉1⽇、⽂京シビックセンター26階(スカイホール)で開催されました。松野ゼミは「戦争の記憶をつなぐ」と題して、長年の研究成果を発表するとともに、制作したドキュメンタリー3本を上映しました。
60年以上の歴史を持つ同講演会史上、学生が登壇し発表するのは初めてということもあり、90人を超える来場者がありました。
発表では、これまでのゼミ活動を踏まえた上で、「特攻と中央大学」について、データを示しながらプレゼンを行いました。「特攻」と公式に認定されているのは58人、戦艦大和による水上特攻などの「准特攻」を含めると、合計で64人の中央大学学徒が戦死していることなどを解説しました。
続いて、これまで制作したドキュメンタリーの中から3本を上映しました。
『あしたよなあ-不時着した特攻隊員-』<2024年>
『南西諸島の空から-ある特攻隊員の日記-』(30分版)<2023年>
『私は何者であるのか-ある台湾人学徒の証言』(完結版)<2018年>
参加者の多くから、「これからも記憶をつないでください」「活動を継続してください」などの激励の言葉をいただきました。
<発表者>
新見優果(総合政策学部4年)
佐藤ちひろ(総合政策学部4年)
藤井梨緒(総合政策学部2年)
上映したドキュメンタリーは、インターネットでも視聴できます。
『あしたよなあ-不時着した特攻隊員-』<2024年>
https://youtu.be/NqHfl1Hd0tE?si=xoQN77eeqg5eeUDh
『南西諸島の空から-ある特攻隊員の日記-』(30分版)<2023年>
https://youtu.be/PgKQB_BnodM?si=bkkG-TbF7B2y7EG1
『私は何者であるのか-ある台湾人学徒の証言』(完結版)<2018年>
https://youtu.be/TFpOWRusuTE?si=hrTTj8hTv1fnVYZm

(写真1)90人以上が集まった講演会

(写真2)学生の登壇は史上初めて
(写真提供:わだつみのこえ記念館)