11月24日(日)、東京国際フォーラムで行われた東京都主催の第4回ダイバーシティ・プレゼンコンテストに、今年は中川ゼミ2年生の6名有志で参加しました。中川ゼミでは、「具体的な他者」との出会いを通じて、言語や教育などの観点から多文化共生や異文化理解について考えています。これまでのゼミで得た学びをもとに、インクルーシブシティの実現には地域コミュニティの活性化が必要だと考え、政策提言を行いました。今年9月に海外実態調査で訪れた人々とのかかわりや文献購読で得た知見を言語化し、6人で考えをまとめていく過程で困難もありましたが、練習を重ねる中で納得のいく形で本番を迎えることができました。
コンテストでは、「みんなの食堂-ペイフォワードで広がるみんなの居場所」というタイトルで、周囲とのつながりが希薄になっている地域社会の現状に着目し、自分たちの実体験に基づくアイディアを発表しました。異なる専攻のメンバーで構成されたFLPのゼミであるという強みを生かして、提言を行うことができたのは大きな成果です。惜しくも入賞は逃しましたが、私たちの主張を十分に伝えることができ、また何より、本番に至るまでにメンバーと有意義な時間を過ごすことができました。
コンテスト当日には、他大学の別視点からの発表を聴いたり、審査員の方々からの講評を受けたりして、普段のゼミとは異なる刺激も受けました。今回の経験を踏まえ、今後のゼミ活動や日常生活でさらに学びを深めていきたいです。(報告:増山悠斗)
プレゼン参加者:
荒木結衣(文学部教育学専攻2年)
井上陽樹(法学部国際企業関係法学科2年)
田中伶奈(総合政策学部国際政策文化学科2年)
村上はな(文学部ドイツ語文学文化専攻2年)
増山悠斗(総合政策学部政策科学科2年)