キャリアセンター(理系)

暮らしをより良くしたい。土木領域の研究で得た信念を胸に抱き未知の領域も貪欲に進む

国土交通省
港湾局 産業港湾課 クルーズ振興室
 
町田 果歩

理工学部 都市環境学科 2017年度卒業
理工学研究科 都市人間環境学専攻 2019年度修了
大妻中学高等学校 出身

町田 果歩

中学生の時に東日本大震災を経験したことで防災に興味を持ち、大学・大学院の6年間土木を勉強してきました。学部4年生で『河川・水文研究室』に所属、「都市河川における豪雨・高潮時の浸水予測」をテーマとした研究や、豪雨被災地での現地調査に参加する中で、“多くの人が安全安心に暮らせるようにしたい”と考えるようになりました。
そんな学びの日々において、指導教授を訪問してきた国土交通省の方の話を伺う機会が数多くありました。仕事のスケールの大きさに惹かれるとともに、“多くの方が関わるインフラ整備の中でも、一番始めの政策決定のプロセスが一番楽しそう!”と感じ、国土交通省を志望することに思いを固めました。
入省して3年目の今は、本省港湾局のクルーズ振興室にて、日本のクルーズ振興全般に関する仕事をしています。2020年のダイヤモンド・プリンセス号船内における集団感染発生以降、外国クルーズ船社による国際クルーズは約3年間、運航できない状況が続いていましたが、この春とうとう再開が決定しました。私の所属するクルーズ振興室では、クルーズを安心して楽しめる環境づくりのために、またコロナ後のインバウンド回復のために、日々政策を進めています。1年目は名古屋市にある庄内川河川事務所で流域治水等を担当。2年目は本省港湾局で港湾計画に従事し、さまざまな経験をさせていただきました。これまで関わったどの仕事も“日本の暮らしを良くする”という観点で大変重要な仕事だと感じています。国土交通省の扱う範囲は大変広く、働きながらやりたい分野を探せるのも魅力のひとつ。関わった仕事がニュースに取り上げられることも度々あり、その度に大きなやりがいを感じています。
将来に迷った時、背中を押してくれたのは中央大学の教授や先輩方でした。ぜひ在学中に色々な人のお話を聞き、色々な世界に触れてみてくださいね。国民の皆さまの暮らしを少しでも豊かにしたいと考える方、大きな仕事をしたい方、国土交通省でお待ちしています!

<学生時代の私>

学部3年生までは理工学部のジャズダンスサークルに所属し、毎日ダンスばかりしていました。大学院に進むと決めていたため、就職先について考えたのは研究室に所属してから。公務員試験の対策として『公務員講座』に通い、仲間とともに過去問題を解いたり、各省庁に就職した先輩の話を伺ったりしました。いちばん合格に繋げてくれたのは、研究でのディスカッションや講座を通じて得た「自分の考えを伝える力」だと思っています!