ダイバーシティセンター

教職課程(文系)のオリエンテーションに登壇しました

2023年05月29日

教育実習に参加する学生を対象とするオリエンテーションにコーディネーターが登壇し、学校現場での多様性を尊重した環境づくりについてお話をしました。

教育実習に行く学生たちにレイシズムの説明をするコーディネーター。スクリーンを背景に2名のコーディネーターが登壇している。

障害領域では、障害のある人々が社会に参加することを妨げるさまざまなバリアとそれに気づくことの重要性、バリアを取り除くための考え方について紹介しました。

ジェンダー・セクシュアリティ領域では、私たちが無意識のうちに固定的なジェンダー役割やジェンダー規範を前提としがちであることに注意を促し、多様な性的指向・性自認があることについてお話ししました。

グローバル領域では、個人のアイデンティティや言語・文化的背景は必ずしも国籍やルーツによって決まるものではないことや、社会の中の固定観念や偏見に基づく安易な決めつけがマイノリティに傷つきをもたらすマイクロアグレッションの考え方を紹介し、多様なルーツ、文化的背景を尊重するためのポイントをお話ししました。

多様性を尊重するためには自分の経験だけから想像するのではなく、様々な社会的背景があることを学ぶことが大切である、というメッセージを発信してきました。

参加者が教育実習での経験をよりよいものにするための参考になれば幸いです。

 

日程:4月21日(金)、25日(火)

場所:多摩キャンパス3号館3114教室(対面)、茗荷谷キャンパス(オンライン)
対象:2024年度教育実習希望者(主に学部3年生、2日間合計で約200名)