レスリング部

レスリング部・全日本選抜レスリング選手権大会

2015年06月22日

6月19日 代々木第二体育館

日坂、判定負けで2回戦敗退

 全日本社会人選手権で四連覇の経験を持つ曽我部(日亜化学工業)に、行く手を阻まれた。リオ五輪の選考を兼ねた全日本選抜に中大勢で唯一出場した日坂侃生(法3)。シードで2回戦から登場し、社会人相手に粘るも、0-2で判定負けを喫した。

▲スタンドでの攻防

 「強かったっす」。試合後、中大関係者の待つ席に戻ると、うつむきがちに重い口を開いた。「社会人選手は試合運びがうまいなと思います」。全日本選手権と並び、日本のトップ選手が集う年に2回の大舞台。山口からは両親も駆けつけていた。全日本選手権で4位の経験があり、社会人も含めた大会を中心に戦ってきた日坂にとって、全日本選抜2回戦敗退はショックが大きかった。

 試合は第1ピリオド、1分30秒までスタンドレスリングで両者点が入らず、赤のユニフォームの相手優先でグラウンドに。日坂は寝技をかけられるも耐え切り、相手に得点を与えずピリオドを終えた。第2ピリオドでは、日坂にグラウンドの優先権が回ってくる。しかし、ここで相手に粘られ返せない。チャンスをものにできないまま、試合はスタンドレスリングへ。4分30秒過ぎに相手にコントロールを取られ、そのまま判定負けとなった。

▲試合後、頭を抱えてマットを後にする

 「学生の大会で結果を出さないといけません」。夏にはインカレが、その先には大学選手権、グレコ選手権が控える。全日本選手権出場で中大レスリングをけん引してきた日坂が、今度は学生の大会で結果を求めていく。

◆試合結果 ●日坂0-2曽我部(日亜化学工業)

写真・記事:「中大スポーツ」新聞部