ラグビー部

ラグビー部・全国大学ラグビーフットボール選手権大会3回戦対同志社大

2017年01月05日

12月11日 東大阪市花園ラグビー場

「情けない試合」 関西2位の同志社大に敗れ初戦敗退

 リーグ戦を4位で終え、大学ラグビー選手権大会に出場権した中大。初戦は関西二位の同志社大と対戦。前半からセットプレーでミスを連発。自慢のスクラムでは互角に渡り合ったが、守備陣が一瞬の隙を突かれ中央突破を許すなど、大差で敗れた。

 「自分たちのラグビーができなかった」(浜岸峻輝主将・経4)。主将は試合後、目を赤く腫らせ、涙を堪えていた。向かい風が吹く中での前半。キックが伸びず、後手後手に回った。11分にリスタートからボールを奪われると、守備の穴を突かれ、末永(同志社大)にあっさりトライを決められ先制点を献上。19分には男子セブンス学生日本代表にも選ばれた経験もある松井(同志社大)に左サイドをえぐられ、トライを許した。前半だけで3トライを許す防戦一方の展開。主導権握れず、点差を広げられた。中大は前半終了間際にペナルティーゴールで何とか3点を返し、前半を折り返す。

 

▲攻め上がる浜岸主将

 

 迎えた後半も息を吹き返すことは出来なかった。序盤に獲得したペナルティーキックを浜岸主将が失敗。10分には同志社大に追加点を決められ、突き放された。さらに後半20分を過ぎたあたりから、足が止まった中大フィフティーン。ノックオンなどの反則も増え始め、反撃の糸口さえつかめなかった。試合終了直前に、左サイドの高橋真太(経2)がサイドを突破し、チャンスを演出。敵陣22mラインから先が遠かった。スタメンに起用された住吉藍好(経4)がボールを素早く展開し、抜け出した佐野瑛亮(商3)があと一歩のところまで攻め込むも、最後までトライを奪えなかった。

 

▲敗戦後、肩を落とす中大フィフティーン

 

 大きな舞台で力を発揮できなかった中大。監督も「選手たちを最高の形でプレーさせてあげられなかったことは反省していますし、申し訳ない」と悔しさをにじませた。課題はラインアウトだ。この試合ではラインアウトから再三相手にボールを奪われ、大量失点に繋がった。来年は一年次から試合に出場していた四年生が抜ける。目標のリーグ優勝、全国ベスト4には厳しい状況は変わらない。さらなるレベルアップが花園での勝利につながるだろう。

 

得点表

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部