ラグビー部

ラグビー部・関東大学リーグ戦対日大

2016年10月12日

10月10日 上柚木ラグビー場

SH住吉途中出場3トライで勝利へ導く

 2勝1敗で迎えた第4戦。リーグ後半からは昨年の上位校との対戦を控えるため、勝利が絶対条件となるこの一戦。相手は2年前に敗れている日大だ。前半、1点リードで終えた中大は後半途中からスクラムハーフの住吉藍好(経4)を投入。攻勢も得点が取れない中大の流れを変えた。持ち味の俊足を生かして、3トライを挙げた。チームも36-14で3勝目を挙げた。

▲3トライ目を決める住吉

 前半は2トライずつ互いに取り合い、15-14の1点リードで折り返した。後半、モールなどで攻め込むも敵陣深くでペナルティを犯してしまい、得点が奪えない。この試合ではスクラムハーフで1年生の多賀慈綺(商1)を起用。「初めての試合にしては堂々としてた」と松田監督。「けっこう緊張していた」という多賀。高校日本代表にも名を連ねた非凡な選手だが「50、60%くらいしか(力が)出せなかった」と悔やんだ。

▲スクラムを組む選手たち

 流れを変えたい中大は住吉を出場させる。昨年から見られるお決まりのパターンだ。その住吉を中心としたパス回しから攻め込み、66分に自らラックからトライを奪った。「自分が入ったら流れを変えるという気持ちでやっているので、そういうことができて良かった」(住吉)。試合終了間際にはディフェンスの合間を縫うような素早い突破で、2トライを決めた。計3トライの活躍に住吉は「当たり前というか、フォワードが(相手を)引き寄せてくれるので感謝」と述べた。

▲けがを負いながらもタックルする

 後半終盤からは攻撃が目立ったが、評価すべきなのはディフェンスだ。再三、走り込んでくる日大の選手をダブルタックルでしっかり止め、後半は無失点と完璧に抑えた。  次戦からは昨年のリーグ上位陣との対戦が待っている。ディフェンスが結果に結びついたこの試合は選手たちの自信になるだろう。「いつも通りの練習をひたむきに重ねて、大事にやっていく」(住吉)。リーグ戦4戦で6トライの中大の韋駄天。厳しい3連戦になるが、自慢の快足でチームを大学選手権出場へ導く。

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部