ラグビー部

ラグビー部・関東大学リーグ戦対拓大

2016年09月20日

9月11日 熊谷ラグビー場

6分間に15点 開幕戦快勝で好発進

▲浜岸は今年のチームの主将を務める

 昨年のリーグ戦は3位だった中大。リーグ開幕戦は昨年6位の拓大と対戦した。試合は後半に住吉藍好(経4)のトライなどで得点を重ねた中大が35ー17で開幕戦を見事勝利した。

▲外国人留学生を振り切り、佐野がトライを決める

 拓大のキックから始まった試合は前半13分に動く。ラインアウトからモールで攻め込み、そのまま押し込み天田親吾(文4)がトライ。夏に試合を想定して練習をしてきたラインアウトからの得点で中大が先制する。17分には、伊藤大地(法3)がボールを収め、走り込んできた重松隆宏(文2)にパスをしそのまま重松がトライ。連続トライで好調な滑り出しを見せる。このまま中大ペースで試合が進むと思われたが、外国人留学生FW3人を擁する拓大が反撃を開始。25分、31分に連続トライをを許す苦しい試合展開に。しかし中大は慌てない。34分、佐野瑛亮(商3)がトライ。浜岸主将のキックも決まり、中大は前半を17ー12で折り返す。

▲相手のスペースを突破する住吉

▲トライ後、住吉は小さくジャンプして喜びを表した

 ハーフタイムを挟み後半、先に得点したのは拓大だった。6分、拓大がモールで押し込み、トライ。後半序盤に追いつかれ、中大は試合の流れを失い、ノックオンなどの反則が目立ち始める。拓大に攻め込まれる時間も長くなり、攻撃を必死に防ぐ我慢の時間が続いた。この嫌な流れを断ったのは住吉だった。21分、中大敵陣22mラインからラックサイドを住吉が持ち出し、相手のディフェンスラインを切り裂きトライ。このトライで流れに乗った中大は5分後、相手の反則から浜岸主将がペナルティキックを決め、待望の追加点が中大に入る。さらに2分後、白井吾士矛(法3)が左サイドから抜け出し、白石凱人(文4)、高橋真太(経2)へとつなぎトライ。わずか6分間で15点を取り、一気に勝負を決めた。

 試合後、選手や監督は夏の練習の手応えを口にした。浜岸主将も「夏合宿でチームがまとまった」と話す。次の試合は法大戦。リーグ戦優勝を目指す中大にとっては早くもヤマ場を迎える。先制トライ決めた天田は次のように話した。「僕らは僕らのやることをやって、そのまま2連勝したいです」(天田)。開幕戦快勝の勢いそのままに、勝負の法大戦へ突き進む。

写真・記事:「中大スポーツ」新聞部