ラグビー部

ラグビー部・関東大学リーグ戦対山梨学大

2015年12月03日

11月22日 江戸川陸上競技場

 

大量得点の快勝! 3位でリーグ戦を終える

 

 

▲先制トライを決めた天田(写真右)とリーグ戦初スタメンの白井吾士矛(法2)

 

 リーグ戦最終戦。勝っても負けてもリーグ戦3位が決まっていた中大だが、「4勝3敗で終わるか、5勝2敗で終わるかは大きく違う」(山下諒之主将・法4)と意気込んで挑んだ。前半に5トライ、後半に10トライを決める大量得点、さらに失点を3で抑えての快勝。12月からの大学選手権に向けていい流れを築いた。

 

 

▲小野はこの試合2トライを決めブランクを感じさせないプレーを見せた

 

 開始から8分、敵陣右サイドで伊藤大地(法2)からパスがつながり、天田新吾(文3)がトライ。続く12分には、左手親指の怪我明けから復帰戦となった小野雄貴(商4)が「気負わず自分のプレーを心掛けた」と、ブランクを見せない走り込みで相手ディフェンスを突破。そこから前進すると、最後は笠原開盛(経2)がトライを決める。そこから自陣でのプレーが続くも、髙悠也(商4)が相手からボールを奪って攻撃に。ラインアウトから佐野瑛亮(商2)、浜岸峻輝(経3)とつなぐと今度は西野嘉修(文4)がトライを決めた。3トライ2ゴールを決めてもなお、中大の勢いは止まらない。佐野と鎌野健太(文3)もそれぞれトライを決め、最後は山梨学大にPGを許したが、33―3のリードで前半を終えた。

 

 

相手ディフェンスを突破する高。トライも決めけがからの完全復活を遂げた

 

 リードを持って臨んだ後半も、攻撃の手を休めない。20分には黒崎将斗(商4)が「うれしい大学初トライ」。その流れに乗って、山梨学大に反撃のチャンスを与えないまま、気が付けば後半だけで10トライを挙げ、97ー3で快勝した。

 大量得点を奪い、勝利で最終戦を終えた中大。それでも「もっといける部分もあった」(伊藤)と満足はしない。あくまでも選手権での勝利を見据える。快勝の理由は「順位が決まっている中でも消化試合にすることなく、ベストなメンバーで挑んだ」(高)こと。真面目に真摯に取り組むチームの長所を発揮することができた試合となった。  松田監督はリーグ戦を「上位の強いチームから当たっていく、難しいシーズンだったが、春から一生懸命にやってきたことが出せた」と振り返った。

 1年生ながらリーグ戦を通して出場し続けた重松隆宏(文1)は「(スタメン起用は)ありがたいこと。先輩と練習で競い合って、(選手権も)もし自分が出られるなら、出られなかった先輩のためにもチームに貢献して頑張る」と謙虚に語った。

 大学選手権セカンドステージに出場を決めた中大は、第1戦は12月13日に関西大学Aリーグ4位との対戦となる。大学選手権の最終戦は、12月27日に絶対的王者の帝京大との対戦が秩父宮ラグビー場で行われる。「リーグ最終戦のような試合で2戦を戦って、ピークの状態で帝京大に臨みたい」(小野)。

 

 

写真・記事:「中大スポーツ」新聞部