ラグビー部

ラグビー部・関東大学リーグ戦対流経大

2015年11月14日

10月12日 上柚木陸上競技場

 

前半の失点響き、リーグ戦連敗

 

 リーグ戦第4戦の相手は、昨年のリーグ戦優勝の流経大。体の大きな相手に毎年接戦に持ち込むものの、ここ数年は負け続けている。今年こそはと挑んだ勝負の1戦は、30-40でまたも敗戦となった。

 

 

▲右手一本で渾身のトライを決めた長谷川

 

 前半序盤は互いにキックで陣地を進める。流経大にキックのミスが出て敵陣25m付近でラインアウトとなると、そこからパスをつないで進み、流経大のペナルティを誘った。4分、中大は敵陣5mからペナルティゴールを選択し、浜岸峻輝(経3)がきっちり決める。着実に3点を先制した。直後の5分、11分に立て続けて流経大にトライとゴールキックを決められ3-14。中大は、渡辺広人(経4)が相手ディフェンスを突破して敵陣に攻め込む。パスをつないで最後は長谷川新波(総3)がトライ。浜岸がゴールキックを決めて10-14と追いかける。22分には再び浜岸のペナルティゴールで13-14の1点差に。逆転の流れに乗りかけたところだったが、昨年王者の流経大に意地を見せられる。2トライ2ゴールを決められ13-28と、差を開かれハーフタイムを迎えた。

 

 

▲相手ディフェンスを突破する渡辺

 

 15点を追う中大。後半開始5分、山下諒之主将(法4)のパスから渡辺がトライ。14分にはラインアウトからモールを形成し、山本将也(文4)が押し込んでトライを決めた。バックス陣、フォワード陣ともに攻めの姿勢でトライを奪い、25-28と流経大を追いかける。しかしあと1歩が届かず、流経大の2トライ1ゴールで25-40。41分に伊藤大地(法2)のトライで10点差と詰めるが、ここでノーサイド。今年も下克上を果たすことはできなかった。

 

 東海大戦、流経大戦と昨年のリーグ戦1位2位との試合が続いた。選手権に上位で進むには勝負の2戦だったが、どちらも体格差に苦しめられ敗戦。「自分たちのペースを研究されていた」(松田監督)。春からこだわってやってきたスクラムも、機能しつつも勝利につなげることができず悔しい結果となった。リーグ戦後半は「(課題は)メンタルです。もう一度しっかり準備をして、自分たちのラグビーを」。選手権上位進出に向けて、もう負けは許されない。

 

 

写真・記事:「中大スポーツ」新聞部