ハンドボール部

ハンドボール部・全日本学生ハンドボール選手権大会2回戦 対福岡大

2016年11月21日

11月20日 アスティとくしま

試合終了間際までもつれる激闘を制しベスト8へ

 

▲勝利が決まり喜ぶ杉岡主将

 

 インカレ初戦を快勝し、幸先のいいスタートを切った中大。2回戦の相手は九州王者の福岡大だ。中大は後半序盤この試合最大の6点のリードを付けるが粘りを見せられ、試合残り1分の時点で1点差に。なんとか猛攻をしのぎ切り、32ー30で勝利を収めたが「インカレの怖さを感じた」(高橋侑冬・文4)一戦となった。

▲ポストから得点を重ねた高橋

 

 「そう(インカレは)甘くないよね」(実方監督)。指揮官は激闘をこう振り返った。前の試合で完璧に主導権を握った展開とはうって変わり僅差の展開に。中大が初めてリードを奪ったのは前半19分と苦戦を強いられた。「ディフェンスでリズムを作れない」(中野尚・法3)中でも北詰明未(商2)や途中から出場の佐野利器(法2)が得点を重ねたことによって、劣勢になることはなかった。  後半は6点差をつけるも離すことができず、しだいに追い上げられてしまう。この状況は選手も監督もヒートアップ。相手にレッドカードが出れば、こちらには判定に抗議をした実方監督にイエローカードが出てしまう。1点差、残り45秒の時点で中大はタイムアウトを取る。再開後、絶対に得点が必要な場面で、わずかなスペースをつき、ポストの高橋へパスが回る。「落ち着いて回してくれたので決めるだけだった」(高橋)。得点が決まったのは残り5秒。同時に勝負が決まった瞬間、選手は両手を高く上げ喜んだ。

▲途中出場の佐野は得点を決めてガッツポーズ

 

 一発勝負のインカレ。2回戦から会場全体がかたずを飲む試合内容に。そんな状況で勝負をものにできたのは今年から培ってきたチーム力の高さがあったからだ。実方監督も「同点にも追いつかれなかったからね。チーム力は確実についてますよ」と称賛した。激闘を制した中大の相手は関西王者の大体大だ。「これ(インカレ)に向けてしっかり準備してきた。次の試合勝ったらベスト4なんで、死ぬ気で勝ち取りにいく」(杉岡尚樹主将・商4)。

 

◆試合結果

中大32(17ー15、15ー15)30福岡大●

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部