ハンドボール部

ハンドボール部・全日本学生ハンドボール選手権大会対関西大

2015年11月09日

11月7日 函館アリーナ

 

インカレ初戦 〝西の横綱〟に快勝

 

 函館で開幕したインカレの初戦、中大は関西大に32―23と快勝し、翌日の2回戦に駒を進めた。逆転負けを喫し1部昇格を逃した入替戦から1カ月、オフェンス時の連携の強化練習に力を入れてきた。関西で春秋リーグ戦を制覇した〝西の横綱〟を相手に、その成果を発揮した。

 

 

▲試合終了後、喜びを爆発させる選手たち

 

 「イェーイ!」。試合終了と同時に、集まった選手たちはハイタッチを交わし勝利を喜びあった。コート、ベンチと終始盛り上がりを見せた試合。接戦が予想されたが、大差でものにした。「大事にしていた試合。チームが一つにまとまった」(元田雄己・経4)。

 

 

エース杉岡尚樹(商3)とハイタッチする選手たち

 

 攻撃の連携がうまくいった。センターバックの中野尚(法2)がサインを出し、それを足掛かりとして攻撃をしていく。セットプレーでの攻撃の仕切り役がいなかったチームだが 、中野が司令塔の役割を果たすことでチームの持つ攻撃の引き出しを最大限に生かせた。実方監督は「練習が仕上がって、完璧にうまくいきましたね」と選手たちの頑張りを絶賛した。

 

 

▲1年生ながらチーム最多の8得点をあげた北詰明未(商1)

 

 デイフェンスも機能した。前半の失点はわずかに6点。関西大はサイドプレーヤーが強みがある。いかにサイドからシュートを打たれないようにできるかが鍵となった試合で、相手の得点源を封じることに成功した。

 

 ミーティング時、ディフェンスを絞るように打ち合わせをしたという。相手に正面からシュートを打たせ、ゴールキーパーの元田が確実に押さえる。ディフェンスとキーパーの連携も入替戦前に比べ一段と強化された。

 

 初戦を勝利で飾ったチーム。関西一のチームを倒しただけに、喜びは大きかったが、荒木健志主将(法4)は「まだ1回勝っただけ」と気を引き締める。2回戦では東海の強豪、大同大と当たる。気を抜くことはできない。

 

◆試合結果

○中大32(16―8、16―15)23関西大●

 

写真・記事:「中大スポーツ」新聞部