ハンドボール部

ハンドボール部・関東学生ハンドボール秋季リーグ戦1・2部入替戦対駿河台大戦

2015年10月19日

10月11日 日体大健志台キャンパス

 

終了間際負け越し被弾 1部昇格叶わず

 

 1点差に泣いた。1部昇格を懸け、臨んだ駿河台大との入替戦で、25-26と逆転負けを喫し2部残留が決まった。最速での1部復帰を目指したチームだが、次の入替戦が行われる春まで昇格のチャンスはお預けとなった。

 

 

▲試合後の荒木主将。主将の背中がすべてを物語っている

 

 歓喜に沸く相手ベンチを背に、中大の選手たちは会場を後にした。2部落ちが決まった今春の入替戦での対戦校、駿河台大との再戦をものにできず逆転負け。荒木健志主将(法4)は、前半作った貯金を崩し失速した試合をふり返り、「相手の方がいい準備をしていた」と悔しさをにじませた。

 

 

▲途中から入り、好セーブを連発した元田

 

 「競った展開で点が取れなくなって、頭が真っ白になっちゃったのかな」(実方監督)。2部で戦った今秋の8試合中、7試合は10点差以上の圧勝。5カ月近いブランクを挟んで迎えた1部の相手との公式戦で、競った試合展開への対応ができなかった。今秋は2、3年中心で戦ってきたチーム。指揮官は精神的支柱を欠くことを気にかけていた。流れをつかめず試合が停滞した前半13分、ゴールキーパーを2年の宮下貴司(総)から4年の元田雄己(経)に交代。後半戦は荒木主将もコートに立ち、試合を立て直しをはかったが、特効薬にはならなかった。

 大事な場面で反則を取られ2分間の退場となる選手が続出した。決定的だったのは両者19点で迎えた後半17分。立て続けに点を奪われると直後に下岡大騎(経3)が反則を取られ、2分間数的不利な状況に置かれた。「コーチから相手のシュートコースのデータをもらっていた」という元田の好セーブもあり2点差で抑えたものの、フルメンバーで反撃するチャンスを失った。試合後、監督は「退場が多すぎ」と苦い顔でコメントした。

 今年度の公式戦はインカレを残すのみとなった。「2回入替戦で負けて、自分らとしては結果を残せなかった。下を向けない。足りないことがある。4年生はインカレしかない。少ない時間だが、できることをやっていきたい」(荒木主将)。

 

◆試合結果

●中大25(13-10、12-16)26駿河台大○

 

写真・記事:「中大スポーツ」新聞部