「中大スポーツ」新聞部

硬式庭球部・全日本学生室内テニス選手権大会

2017年12月04日

11月30日、12月1日 江坂テニスセンター

望月・正林の2年生ペアがベスト4!

▲リラックスした雰囲気で試合に臨んだ

 

 学生ランキング上位者に参加資格が与えられるこの大会。ダブルスで望月勇希(法2)・正林知大(商2)組がベスト4入りを果たした。

 

▲バックハンドを狙う望月

 

 1回戦で夏関優勝ペアである斎藤・千頭組(早大)を7-5、6-1のスコアで下した望月・正林組。続く準決勝の相手は坂井・田中組(早大)だ。今年6月に行われた昭和の森オープンでは優勝という結果を収めている坂井・田中組。中大ペアの前に確かな実力派ペアが立ちはだかった。

 

 第1セット、望月・正林組は第5ゲームでブレークを許すと、相手の力強いサービスを前に反撃のチャンスをつかむことができなかった。流れをつかみきれないまま第1セットを3-6で落としてしまう。続く第2セット、5ゲームを連取され一気に追い詰められた中大ペア。このままでは終われないと第6ゲームをキープし、第7ゲームではブレークを成功。流れをつかみたいところだったが、反撃むなしく第8ゲームをブレークされてしまう。第2セットを2-6で落とし、決勝進出とはならなかった。

 

▲「(望月とは)同い年で気を遣うこともなく、楽しくできた」と正林は振り返る

 

 「僕が望月に上手さで圧倒されて、何していいか分からなくなってた」と望月とのペア組み初めについて振り返る正林。望月は高校3年時に出場した世界スーパージュニアで決勝に進出、今年の春関でも大和田秀俊(法4)とのペアリングで優勝するなど、確かな実力の持ち主だ。「僕と組んでも勝てない」と委縮していた正林に転機が訪れる。今年6月に行われた香港F1フューチャーズにこのペアリングで出場し、準優勝。互いの強みを引き出すプレーの形を見出した。「何をしたら勝てるかなというのがだいぶ見えてきた」(正林)。

 

 望月は11月の兵庫ノアチャレンジャーで膝を痛めて以来、満足にテニスができなかった。本大会第2シードとして臨んだシングルスも1回戦で棄権。そうした状態の中最後まで戦い抜くことができたのは、ペアである正林への信頼があったからだ。「(正林が)引っ張るって感じの方がすごく良かった」と試合を振り返る望月。「個々のいいところ出して、二人でポイント取る」(望月)ダブルスの戦い方を再認識した大会となった。

 

 4年生が引退し、新体制としての活動がスタートした硬式庭球部。悲願の王座出場へ。チームの核として活躍する二人から今後も目が離せない。

 

◆大会結果

〈シングルス〉

▼1回戦

●望月 0-1RET 福田(慶大)

 

〈ダブルス〉

▼準決勝

●望月・正林組 0-2 坂井・田中組(早大)◯

(3-6、2-6)

▼1回戦

○望月・正林組 2-0 斎藤・千頭組(早大)●

(7-5、6-1)

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部