「中大スポーツ」新聞部

バレーボール部・全日本バレーボール大学男子選手権大会3回戦 対順大

2017年12月04日

11月30日 大田区総合体育館

チーム力の向上示す8強入り

 

スタメン(サーブローテーション順)

1WS 石川祐希(法4)

3MB 平田亮介(経4)

2OP 大竹壱青(商4)

4WS 武智洸史主将(法4)

18MB 水野将司(法2)

5S 山下紘右(商4)

9Li 柳田貴洋(法3)

27Li 土岐大陽(経1)

 

 全日本インカレ3回戦。ここからは、普段からリーグ戦、練習試合などでしのぎを削る関東1部との試合が続く。この日は順大との対戦となった。レセプションが乱れ3セット目を失うなど課題も見られたが、ディフェンディングチャンピオンの貫禄を見せつけ、勝利。ベスト8進出を決めた。

 

 第1セット、昨日はスタートダッシュに失敗し1セット目を奪われているだけに、「出だしが大事だと思っていた」と石川。確実に得点を重ねた。お互いにサイドアウトを取り合う展開となるも、要所で連続ポイントを奪い、試合の主導権を握る。20点台に乗ってから一気に突き放し、25-20でセットを先取した。

 

▲スパイクを打つ石川

 

 第2セット以降は3連続、4連続ポイントが多く出る大味な展開となる。2セット目は序盤から中盤にかけて2度の4連続ポイントを許した。劣勢となるが、石川、大竹を中心に猛攻。23点で追い付き、先にセットポイントを握る。デュースにまでもつれるが、最後は3連続ポイントで競り勝つ。「20点以降の点の取り方というか、ミス出さないとかっていうところが課題」(柳田)と言うが、課題を克服するような戦いを見せた。

 

▲ワンハンドでトスを上げる山下

 

 しかし、3セット目。出だしからいきなり平田が3連続の被ブロック。「コミットで跳んでこられた」と武智。「クイック多めに使ってリズムを作る」(山下)ことができず、受け身に回る。途中追い付くも、中盤にレセプションを崩されまた4連続失点。「修正しきれなかった」と武智。このセットを奪われた。

 

▲喜ぶ選手たち

 

 「もともと今日は3セットまでと決めていた」(松永監督)。「単純に持たなかった感じです」(石川)。4セット目は石川に代えて中野竜(総1)がスタメンに。守備力と、アタッカーとしては小柄にもかかわらず威力のあるスパイクで攻守に存在感をはなった。中盤に連続ポイントで勢いに乗り、最後は相手選手のサーブミスでゲームセット。貫禄の勝利となった。

 

 「本当はスタートダッシュを決めたかったですけどね」(松永監督)。この日、セットの1点目を取ったのは全て順大。終盤まで僅差かビハインドで試合が進んだ。しかし、勝利を重ねるごとにチームが成長しているのは確かなようだ。「(調子は)徐々に上がってきてます」と大竹。次戦は学芸大と。今年度は全てフルセットにもつれている相手だ。「どこが上がってきても勝つだけ」(武智)。インカレ4連覇への道は、そろそろ後半にさしかかる。

 

◆試合結果

○中大3(25-20、29-27、21-25、25-19)1順大●

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部