「中大スポーツ」新聞部

ラグビー部・関東大学リーグ戦 対流経大

2017年11月24日

11月18日 江戸川陸上競技場

前半に5トライを許し、選手権へ向け手痛い敗戦

 

 残り2戦のリーグ戦。どちらかの試合で勝利しなければ、中大の大学選手権出場が危うくなる。そんな状況の中での、苦しい敗戦となった。相手の外国人選手を抑えられず、前半だけで5トライを取られてしまう。後半には中大のペースに持ち直したものの、前半での失点が痛く、17-41で敗北。「準備したがうまくいかなかった」(松田監督)。

 

▲1つ目のトライを決めた八尾修平(総2)

 

 「キックでエリアを取って、ディフェンスから組み立てていくというゲームプランだった」(白井吾士矛・法4)。しかし開始7分、20分、25分に、立て続けに3つのトライを奪われてしまう。そしてその後も、相手の外国人選手にディフェンスを突破される場面が多く目立った。前半終了間際にも2つのトライを許し、前半だけで29点の失点。一方の中大の得点は、相手のミスにより得たチャンスで、PGを選択し確実に決めて加点。この3点のみにとどまった。「ディフェンスから組み立てる」というプランは崩れ去った。

 

 後半戦、開始5分もしないうちに2つのトライを許し、点差は38点まで開いた。しかしここから中大が反撃に出る。「ボールをもったらアタックを徹底していた」(白井)というように、楠本航己(文2)が抜け出し、ゴールラインまで残り5メートル。モールを組みそこから抜け出した八尾がトライを決めた。そして開始30分にも、ディフェンスを一気に突破した白井がトライを決め、流れは中大に傾き始めた。しかし、その後も何度かチャンスがあったが、詰めが甘く決定打には至らない。無念のノーサイドで、17-41と勝利ならなかった。

 

▲白井は4年生としての意地をみせた

 

 今回の敗戦により、次回の大東大戦で中大が勝つ、もしくはそれと同時刻に行われる法大対日大の試合で日大が勝利した場合に、中大の大学選手権出場が確定する。だが、「自分たちで選手権を決めないと意味がない」(八尾)。優勝候補である大東大にどう勝つか。次戦がリーグ戦最後の試合となる。しっかりと立て直し、何としても白星を取りに行く。

 

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部