「中大スポーツ」新聞部

フェンシング部・全日本学生フェンシング選手権大会 2日目

2017年11月17日

11月15日 駒沢オリンピック公園 屋内球技場

 「一戦一戦集中」 白井主将、最後のインカレで初優勝!

 

 先月の関カレで個人ベスト4を独占、団体でも優勝と、圧巻の強さを見せつけた男子サーブル陣。今大会では上位入賞が期待された二人がベスト8止まりするなどの事態もあったが、白井寛夢主将(法4)が安定した強さを見せ、インカレ初優勝を果たした。

 

 関カレ優勝の渡邊裕斗(商2)は、海外遠征での疲れからか、準々決勝途中で足がつってしまう。9−12と劣勢からの再開で2点を取り返したが、及ばず11−15で敗戦。

 

 予選1位通過の山北格也(商3)も同じく準々決勝で日体大の大橋に敗れ、インカレでの表彰台独占は叶わなかった。

 

 ▲攻め込む渡邊

 

 準決勝では後藤駿弥(法4)と白井主将の同校対決に。「団体戦に向け気持ちは同じ。どっちかが勝ったら必ず優勝しようとお互い思っていた」と、点をとっては取られる互角の戦いに。14−14までもつれ込んだが、最後のひと突きを白井主将が決め、決勝へ駒を進めた。

 

 ▲互角の戦いを見せた後藤(左)と白井主将

 

 決勝の相手は村岡(日体大)。序盤リードするも、2セット目に相手の追い上げに合う。ここで一旦集中が切れたというが、もう一度気持ちを入れ直すと、落ち着いて5点を連取し勝ち切った。関カレ後の海外遠征など多忙なスケジュールで技術的な詰め込みができない中、「一戦一戦集中したから勝てた」と、気持ちの面を重視したことが奏功した。

 

 ▲優勝が決まり、笑顔の白井主将

 

 「正直、個人戦どころじゃないってくらい団体に全てを注いでる」と話した白井主将。リーグ戦、王座、関カレに続く四冠目を絶対につかむため、もう一度気合いを入れ直す。

 

◆大会結果

▼男子サーブル個人

①白井②村岡(日体大)③後藤⑤山北⑥渡邊

26位 森川奨太(総4)

30位 小松崎資(法3)

 

写真・記事:「中大スポーツ」新聞部