卓球部

卓球部 秋季関東学生卓球リーグ戦対専大

2015年09月17日

9月15日 代々木第二体育館

全員卓球で大逆転!来年に繋がる1勝

▲喜ぶ定松と中大ベンチ

 「来年以降、後輩たちに期待が持てる試合だった」(大野泰士・文4)。最終日のこの日は優勝が決定していた専大との一戦。1-3と追いつめられるもシングルスを3連続で取り逆転勝利。リーグ戦の結果は5位だったものの、4年生にとって最後のリーグ戦で有終の美を飾った。

▲フォアハンドでドライブを打つ大野

 トップは大野。「最後なので絶対に勝ってやろう」と意気込んで臨んだ。カットマンの厚谷相手にフルセットまでもつれる。最後は8-8から3本連続でとられてしまい惜しくも敗れた。「改めて1勝の難しさを感じた。通算では負け越したけど、よく8勝もできたなと思う」と満足の表情を見せた。

▲下がってバックハンドを振る高橋  

2番は今季初出場の高橋拓己(文1)。「リーグ戦の雰囲気には慣れてきた」という通り、全身を使って威力のあるドライブを放つ。「ラリーではいい勝負ができるけど、そこまでのサーブレシーブや台上技術で差が出た」最後はジュースの接戦も0-3で敗れた。

▲吠える徳永主将

 2本取られてコートにあがったのは徳永大輝主将(商4)。「小さいころからずっと打っていた」という高校の後輩である田添健との対戦。2セット先取され、マッチポイントを迎えるも意地を見せフルセットへ持ち込む。最後まで攻める姿勢を崩さず逆転勝ちを収めた。「最後に田添といい試合ができて本当によかった。(通算25勝)1年の時に負け続けたけど試合に出してもらえて、そのおかげで成長できたので監督に感謝したい」

▲レシーブをする宮本

 流れを変えてダブルスを迎えた。「強豪校に勝てるペアがいない」(鈴木監督)。課題であったダブルスは全試合大坂亮輔(文3)・宮本幸典(文2)組が出場した。最優秀ペア賞に選ばれたペアとの対戦となる。攻撃が冴えるも相手のカウンターに苦しみフルセットへ。ペースが掴めず6-11で敗れた。

▲攻める大坂

 追い込まれた中大は今季3戦全勝の大坂が登場。好調ぶりを見せ3-1で快勝し6、7番に繋ぐ。「自分で終わりたくなかった。高杉に試合をやらせてあげたかった」

▲試合終盤、強烈なドライブを打つ高杉  

6番は高杉東志(法1)。1セット取るも2、3セットを取られて王手をかけられる。「ベンチから思い切っていけと言われて、レシーブがよくなった」と焦らなかった。最終セットではジュースからネットインでマッチポイントにされるが「なんでここで来るんだと思ったけど、冷静だった」と成長を見せる。最後まで諦めず、待望の初勝利をもぎ取った。

▲勝利の瞬間、倒れながら喜ぶ定松

 高杉の試合が始まって少しすると、隣のコートで7番の定松祐輔(文2)の試合が始まった。「(隣が)気になりすぎていた」と振り返るが、思い切ったプレーで2セットを取る。3セット目の途中で高杉の勝利が決定。勝ちを意識しすぎてこのセットを落とし、4セット目もジュースへ。ネットインのアンラッキーがあるもなんとか勝ち切った。「インカレでも筑波大戦でもラストで勝てて、切羽つまったときに力を発揮できた」  優勝した専大に唯一土をつけた。前日に「1年生が春秋で1勝もしてないのは前例がない」(鈴木監督)と危惧していたが高杉の1勝で光明が見えた。4年生は抜けてしまうが、この試合のような全員卓球ができれば、来季は「優勝」の2文字が見えてくるはずだ。

◆試合結果

○中大4-3専大●

●大野2-3厚谷○

●高橋0-3田添響○

○徳永3-2田添健●

●大坂・宮本組2-3田添健・郡山組○

○大坂3-1田中●

○高杉3-2徳島●

○定松3-1郡山●

◆大会結果 ①専大②明大③早大⑤中大

 試合終了後、表彰式と記念撮影が行われた。4年生の胴上げもされた。順位こそ5位だったが、選手たちの表情は充実していた。

▲男女集合写真

▲男子集合写真

胴上げされる徳永主将

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部