ソフトボール部(男子部)

ソフトボール部 東京都大学ソフトボール連盟秋季リーグ戦(男子)対学習院大戦、早大戦

2014年10月13日

10月12日
早稲田大学所沢キャンパスグラウンド
学習院大にはコールド勝ちするも早大には惨敗
 前回の学芸大戦で勝利を収め、幸先良いスタートを切った中大。この日はダブルヘッダー、そして第2試合は早大とリーグ戦最初の山場を迎える。

 第1試合の相手は学習院大。1回表、先頭の近藤優輝(法3)、続く安藤雅斗(経2)が四球で連続出塁するも後が続かず、得点には結びつかない。この試合の先発は今季初先発の宮川晋之輔(法1)。宮川は四球などで走者を出すものの、1回裏は無失点に抑える。
 2回表、中大は攻撃のチャンスをつかむ。この回先頭の寺本豊主将(法3)が四球で出塁。続く井原奨之(総2)が左前二塁打を放つ。寺本主将がホームへ戻るも相手の好送球もありアウトとなる。だが、その後玉谷悠人(商1)が打ったボールが遊撃手の失策を誘い先制。1死三塁となったところで、相手の暴投もありさらに1点追加する。
 しかし2回裏、宮川が捕まる。先頭打者を四球で歩かせる。その後1死三塁とした後、暴投で1点を返される。さらに2死一、三塁とされ、続く打者に中前2点適時打を放たれ逆転される。
 追い付きたい中大。3回も攻撃の手を緩めない。冨士眞胡人(商2)が左前1塁打で出塁すると四球、犠打で満塁とする。続く井原が中前適時打で同点に追いつく。その後押し出しなどもあり、この回さらに3点追加する。
 4回は3人で抑えられるも5回、またしても中大の攻撃が爆発する。この回先頭の玉谷、続く代打今井大樹(商2)がそれぞれ安打で出塁。その後近藤が犠飛で1点を追加する。その後2死一塁となり、平野智士(理工3)が中前適時打でさらに1点を取る。さらに続く冨士がレフト方向への2点本塁打を放つ。その後着実に点を重ねた中大は一挙6点を獲得する。
 一方の守備も3回以降、宮川が立ち直る。5回裏に2点を入れられるも、最後は3球で締め、5回コールド勝ちを収めた。

早大戦でも本塁打を放ち、安藤(写真左)とポーズを決める冨士(写真右)。

 続く2戦目、早大戦。「ここが勝負の1日」と鈴木監督が述べるように、この試合で勝利すれば優勝に大きく近づく試合。
 1回表、中大がいきなりチャンスをつかむ。先頭の鈴木颯斗(理工1)が犠打で出塁。その後平野、森添巧将(商3)が出塁し、1死満塁となる。しかし、この後が続かずチャンスを生かせなく無得点に終わる。
 1回裏、先発はエース川村卓未(商2)。しかし先頭打者から安打と四球で満塁とピンチを迎える。ここで4番打者に満塁本塁打を打たれ、いきなり4失点をしてしまう。その後もピッチングが安定せず、この回だけで計6失点をする。
 いきなり差をつけられた中大。2回表、2死一、二塁となったところで、井原が左前2点適時打でまず2点を返す。2死二塁となり、平野が続きさらに1点を追加する。
 このあと両者得点を許さない攻防が続く。試合が再び動いたのは4回裏。川村は連続安打で1点を与えてしまった後、四球でまたしても満塁のピンチを作り出してしまう。ここで押し出しで1点を与える。さらに続く打者は1回で満塁本塁打を打たれた相手。その2球目、センター方向へ大きく運ばれ、2度目の満塁本塁打となる。ここで投手を宮川に交代する。宮川はこの後3人で抑える。
 一気に9点差を付けられてしまった中大。5回表、この回先頭の平野が左前1塁打で出塁する。1死一塁となったところで、冨士が1試合目に続き、2点本塁打を放つ。さらに近藤、寺本主将が連続安打で1点を加えて、差を6点まで縮める。
 宮川も5回以降は3人で抑えてこれ以上の失点をさせない。だが、早大の守備を前に攻撃も6回、7回と得点を奪えずに6‐12と勝つことができなかった。

 鈴木監督は「守りのほうで6点、6点を作ってしまったのは反省材料。また、野手の失策も目立っていたので、そういうミスを減らせれば失点も抑えられた」と反省点を口にした。寺本主将も「自分たちが大きくは守備も崩れていない中でも12点取られた。長打もそうだが、小技だったり、打者をきっちり進めたのは、早大はできていた。そこが自分たちはできなかった」と敗因を分析した。
 だが、リーグ戦はあと2試合残っている。「投手陣の調整、打撃は一発で仕留める。負ける相手ではないので、克服し、集中してやりたい」と鈴木監督。残り2試合までの間にどれだけ課題を克服できるかが勝利への鍵となるだろう。
 
◆試合結果
第1試合
  中大
02406 12
学習院大03002 5
(5回コールド)

第2試合
中大
0300300 6
早大6006000 12

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部