ソフトボール部(男子部)

ソフトボール部 東日本大学ソフトボール選手権大会対慶大・日体大

2014年08月12日

日体大に勝てず準々決勝敗退
8月9日 滝ガ原グラウンド

 インカレ前最後の公式戦となった東日本大会。中大は前日の1回戦、埼玉大戦に勝利。2回戦の慶大戦でコールド勝ちを収め、準々決勝でリーグ戦を共に戦う日体大と対戦。初回にエース川村卓未(商2)がソロ本塁打を打たれ先制されると、2回に1点、5回に2点を追加された。打線は勝負どころであと一本が出ず、準々決勝敗退となった。

 台風11号の影響で、雨が降りしきるなか行われた慶大戦。先攻の中大は先頭の本山雄一(経4)が四球を選ぶ。2死となるが、4番の開健生(経2)が初球を豪快に振りぬき、左翼ポール際にソロ本塁打を放って2点を先制する。その裏は先発した宮川晋之輔(法1)が2つ四球を与えるも、アウトを全て三振で奪った。
 2回の表は中大が猛攻を見せる。河村昌保(法3)の2塁打を皮切りに、相手投手の四死球や暴投もあり、打者13人で一挙に7点を挙げて慶大を突き放す。2回裏、宮川は先頭打者を三振に抑えたところで、雨脚が強まり試合は中断。試合は約1時間後に再開され、宮川は集中力を切らさず無失点で抑える。
 3回裏、宮川が先頭打者に二塁打を打たれ、この試合最初のピンチを迎える。続く打者は三振に抑えるも、3番打者には左中間を破る適時二塁打を浴び、さらに内野安打で1死一・二塁となる。続く5番打者は一塁線へ痛烈な当たりを放つ。しかし、このピンチを一塁手の佐藤立基(商4)が救った。佐藤がグラブを懸命に差し出し、直接捕球。一塁走者は戻れず併殺となった。結局、宮川は最小失点でこの回を切り抜ける。
 4回は両チームとも無得点に終わり、5回は秋山駿(法1)が登板。無失点に抑え、9-1で5回コールド勝ちを収めた。
 

2安打を放ち気を吐いた渡邉

 準々決勝の対戦相手は日体大。昨年の春季リーグ戦でサヨナラ勝ちを収めて以来、勝利からは遠ざかっている。
 初回、3番の渡邉峻輔(理工4)が左前に安打を放ち出塁したが、後続が倒れて無得点に終わる。その裏、先発の川村が3番打者に初球を中堅に運ばれて1点を先制されてしまう。
 川村は2回にも適時打を打たれて1点を失い、日体大のペースに持ち込まれてしまう。打線は2回以外は毎回走者を出すものの、植西剛大主将(法4)が「相手投手はドロップやライズなど持ち球が多く、球を絞りにくかった」と話したように、走者を返すことができない。
 4回には渡邉がこの日2本目の安打を放ちチャンスを作る。しかし、続く森添巧将(商3)の鋭い当たりは相手二塁手の真正面。渡邉も一塁に戻れず併殺となるなど、「ヒットは打てていたが詰めることができず、得点に結びつかなかった」(鈴木監督)と言うように無得点に終わってしまう。
 川村は5回に先頭打者を四球で歩かせると、続く打者に2点本塁打を浴びて4-0となる。一矢報いたい打線だったが、その後も得点を奪うことができず、4-0で敗れた。

 試合後「バッターのせいで負けたかな、という感じはする」(平野智士・理工3)と振り返ったように、5安打を放つもあと一本が出ずに準々決勝敗退となった。
 「インカレの初戦も強い相手ではあるが、勝てない相手ではない。しっかり準備して頑張りたい」(平野)と前を向く選手たち。インカレでは、いかに点を取って投手陣を援護できるかがカギとなる。

◆試合結果
2回戦
中大=2 7 0 0 0=9
慶大=0 0 1 0 0=1
(5回コールド)

準々決勝
 中大=0 0 0 0 0 0 0=0
日体大=1 1 0 0 2 0 ×=4

写真・記事:「中大スポーツ」新聞部