準硬式野球部・第6９回全日本大学準硬式野球選手権大会 1回戦 対松山大

第69回全日本大学準硬式野球選手権大会 １回戦 対松山大

8月22日　香川県営第２野球場

思わぬ苦戦も真谷の一発で初戦突破　

 

　日本一の座をかけて争う全日本大学準硬式野球選手権大会。昨年度王者として二連覇を狙う中大だったが、初戦から厳しい戦いを強いられた。

 

　先発のマウンドに上がったのは渡邊剛主将（商４）。「自分のピッチングというよりも、今日は試合を作ることを意識した」。５回に一死一、二塁のピンチを迎えるも、守備に助けられ無失点に抑えた。

 

▲５回までを好投した渡邊主将

 

　打線は１回に死球と犠打でチャンスを作るも無得点。安打が出ないまま迎えた４回。３番・長島僚平（商３）の安打と犠打で１死二塁。そこから長島が足を生かし三盗を決め、４番松元孝平（商２）の犠飛で先制。だがその後は思うように打線がつながらず、フライなどによる三者凡退が目立つ。

 

　勢いをつかめないでいるうちに、流れは相手に渡ってしまった。６回から継投したエース木下愛（商４）が、８回に一死一塁から相手４番打者の三塁打を浴びる。失点は１に留めたが、同点に追いつかれ、打線に焦りが見え始める。同回裏に相手の失策で一死一塁のチャンスが見えるも、またも勝機を逃す。

 

　９回裏でも得点できず、試合は延長戦へ。10、11回と木下が粘り三者凡退に抑えるものの、打線が応えられず中大らしいつなぐ野球ができない。

 

　迎えた延長12回。一死から打席に立ったのは真谷健吾（商２）。「（大会直前の秋田合宿では）誰よりもバットを振ってきた。４年生のピッチャーが頑張ってくれたので、助けたいという思いで強く叩いた」という真谷が、サヨナラ本塁打を放ち試合は終了。長く辛い戦いを終わらせた。

 

▲勝負を決めた真谷のサヨナラ本塁打

 

　今年は去年と違い、野手に全日本を経験している４年生が少ないチーム。「経験の少なさがプレッシャーになってしまった。」（池田監督）。

　明日からは中大らしさを取り戻し、つなぐ野球に期待したい。

 

◆試合結果

　　　　123 456 789 10 11 12　計

松山大　000 000 010　0　0　0＝１

中　大　000 100 000　0　0　1＝２

 

写真・記事:「中大スポーツ」新聞部