サッカー部
サッカー部・関東大学サッカーリーグ戦後期第7節 対桐蔭横浜大
2015年10月19日
10月18日 鴻巣市陸上競技場
シーソーゲームに敗れ泥沼の7連敗 後期いまだ勝ち点なし
負ければ2部降格へ崖っぷちに立たされる中大。相手は同じく残留争いの渦中にいる桐蔭横浜大だったが、3度リードを追いつく粘りを見せるも、結局3-4で敗戦。中大は1部残留圏内まで残り4試合で勝ち点8の最下位と非常に厳しい状況まで追い込まれた。
「前半はゼロに抑えようと言っていたのに、全然守れなかった」と試合後に11翁長聖(経3)が語ったように、中大は開始2分にいきなり先制点を奪われる。すぐさま8分に5橋本龍馬(経3)のミドルシュートのこぼれ球を7古橋匡梧(経3)が押し込み同点とするも、18分に再び勝ち越される。 その後は両チームのチャンスが続き、また球際の激しさからファールも多く荒れた展開となる。しかし徐々に中大がペースをつかむと31分、7古橋のパスに抜け出した8山田和輝(法4)がGKをかわして冷静に決め同点とする。 同点後も7古橋のシュートがわすがにゴール左に外れるなどチャンスはあったが、逆に42分、クリアが中途半端になったところを決められ、前半は2-3と1点ビハインドで折り返す。
後半に入り、55分。7古橋のアーリークロスを11翁長がファーで頭で合わせて三たび同点。残留に向けて驚異の粘りを見せる。 しかしその6分後、相手左サイドから崩されて10番にハットトリック達成となるゴールを決められ、またもリードを奪われる。 その後の中大は若干前半よりも運動量が落ち、最終ラインと前線が間延びし、カウンターをたびたび食らう苦しい展開に。結局4度目の同点とはいかず、試合は3-4でタイムアップとなった。
ケガの影響で前節からエースの19矢島輝一(商2)を欠く中、右から7古橋、9内田祐介(商3)、11翁長のいずれもスピードのある3トップで2試合連続の3得点と攻撃の形は作れている。しかし、「2試合続けて4失点ではなかなか勝てない」(手塚監督)、「前節から何も変わっていない」(7古橋)と今節終了(前期から通じて18試合消化)時点でリーグワーストの46失点(ワースト2位は桐蔭横浜大の39失点)の守備陣が依然大きな課題となっている。 「次負けたら終わり」(11翁長)、「本当に崖っぷち」(7古橋)、「ここからはトーナメントのつもりで戦う」(手塚監督)といよいよ2部降格へ窮地に立たされた中大。まずは24日の駒大戦、集中応援の力も借りて全力で勝ち点3を目指す。
◆試合結果
●中大3―4桐蔭横浜大○
◆スタメン
GK 30佐川雅寛(経1)
DF 16渡辺剛(経1)、13小川雄生(経3)、3小出啓太主将(商4)、15池田祐樹(文2)
MF 6飯干雄斗(経3)→29中村文哉(文1)、5橋本、8山田→22大橋祐紀(商1)
FW 7古橋、9内田、11翁長→17池谷友喜(商2)
記事:「中大スポーツ」新聞部