アメリカンフットボール部

アメリカンフットボール部・関東大学アメリカンフットボールリーグ戦対日大フェ二ックス

2017年09月05日

9月3日 アミノバイタルフィ―ルド

「本当に悔しい…」大事な開幕戦を落とす

 

▲試合前挨拶する選手達

 

 いよいよリーグ戦が開幕!約3カ月間に渡るリーグ戦の開幕戦の相手は日大フェニックス。昨年は見事劇的勝利を収めた相手。ラクーンズは開始序盤から積極的に攻め、先制したが、中盤逆転を許す。再び逆転し終盤までリードを保ったまま試合を進めたが、相手のキック2本が大事なところで決まり逆転負け。開幕黒星スタートとなった。

 

 試合序盤から試合の主導権を握ったのはラクーンズ。相手パスをインターセプトするなど、相手の攻撃に上手く対処していた。オフェンスも29番RB野田篤生(文4)のランが効果的に決まり、敵陣深くまで攻めていった。そして第1Q残り3分を切り、13番QB松岡修平(文4)から81番WR島津雅幸(経3)へのパスが決まり先制のタッチダウン。キックは失敗に終わるも第1Qをリードして終える。第2Qも12番K小山竜平(文3)のフィ―ルドゴールで3点を取り優位に進める。しかし、徐々に日大フェニックスのパスがつながり始める。残り2分半でついにタッチダウンを決められる。キックも決められ、9-7。続けて終了間際にもタッチダウンを許し前半を9-14と5点ビハインドで前半を折り返す。

 

▲タッチダウンを決めるなど大活躍の野田

 

 後半に入り、キックオフリターンで7番DB浅井泰地(商3)がセンターライン付近まで独走を見せる。ランとパスを折り交ぜ、1ダウンを獲得していく。そして最後は29番RB野田がタッチダウンを決め逆転。そして、13番QB松岡が自らフェイントからのランでツーポイント・コンバージョンを決め17-14とする。この試合29番RB野田のランは大きなオフェンスの軸となっていた。

 しかしこの後、攻め込む場面があるも上手く得点に結びつけることが出来ない。

 

▲タッチダウンを決め喜ぶ島津

 

 迎えた勝負の第4Q。残り12分はまさに死闘だった。残り7分を切り、日大フェニックスが約40ヤードくらいのフィ―ルドキックを意地で入れ追いつかれる。そこからはまさに一進一退。だがラクーンズより追いついた日大フェニックスに勢いがあった。そして残り1分を切っても攻撃権はフェニックス。じりじりと時間とともに詰め寄られると残り5秒。最後はまたしてもキック。意地と意地のぶつかり合いでディフェンス陣もつぶしにかかるが無情にもキックは決まりこのまま試合終了。悔しい開幕戦の結果となった。  試合後佐藤将貴主将(法4)は「本当に悔しい…。勝ち試合だった」とこの言葉が全てをものがたっている。日本一を目標にして始まったこのチーム。開幕戦は惜しくも敗れてしまったが、まだ戦いは始まったばかり。「仕上がりはすごくいいと思う。ここから全勝して日本一を目指せるんじゃないか」と言う佐藤将主将。次の相手も強敵である法大。この負けを引きずることなく次の試合でまず今季初勝利をつかみとりたい。

 

◆試合結果

中大ラグーンズ  17 - 20  日大フェニックス○  

(6、3、8、0)        (0、14、0、6)

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部