大学紹介
新年のご挨拶 -理事長 大村雅彦-
2025年01月01日

理事長 大村雅彦
明けましておめでとうございます。
新型コロナウィルス感染症は2023年(令和5年)5月8日から「5類感染症」という位置づけになり、2024年には、社会活動はかつての様相を取り戻しました。そして、コロナウィルスの副産物とも言えるDXの普及により、大学の教育研究活動その他の業務にはオンライン方式が適度に取り入れられ、仕事のスタイルにも柔軟性が定着したように思います。役員の決裁業務もオンライン化され、飛躍的に迅速化しました。このようなDXがグローバルな局面でも今後ますます活用されて便利になっていくものと期待しています。
しかし、そのグローバルな局面では、国際紛争の多発や深刻さが一層懸念される情勢となってきたのは、残念なことです。そのような世界情勢の中で、大学人としては、平和の大切さを訴えつつ、国境を越えて民間の絆を強化することに尽力することが重要ではないかと感じる次第です。
さて、2016年から始まった本学の中長期事業計画CHUO VISION 2025は2025年度に最後の10年目を迎えます。この間、国際経営学部と国際情報学部の開設によって本学の教育組織は一段と拡充されるとともに、多摩キャンパスと都心キャンパスの整備計画も進展し、後楽園キャンパスの新1号館がまもなく竣工を迎えることによって一応の終着点に到達します。しかし、中央大学の発展はこれでおしまいではなく、創立150周年にあたる2035年を含む次の10年計画・中長期事業計画CHUO VISION 2035(仮称)では、中央大学の魅力をさらに高めていかなければなりません。2025年度はその準備のために全教職員の知恵を絞って頂く時期であろうと考えます。
今後とも、教職員の日頃の地道な活動によって教育研究の高度化と産学官連携や社会貢献の役割が果たされ、学生たちの高度かつ実践的な学びがますます充実していき、そして、中央大学が「世界に存在感のある大学」へと着実に発展していくことを期待したいと存じます。
法人役員も全力を尽くして参りますので、教職員と学員の皆様のご協力・ご支援をよろしくお願い申し上げます。
皆さまにとって実り多き年になることを祈念して、年頭のご挨拶と致します。
2025年1月1日
学校法人中央大学
理事長 大村雅彦