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中央大学初のべンチャー企業「SoLARIS(ソラリス)」記者発表会を開催しました

2020年11月13日

 中央大学理工学部(精密機械工学科)教授 中村太郎らが設立した中央大学初のベンチャー企業、株式会社ソラリスの取組みや製品に関する記者発表会を、2020年11月12日に後楽園キャンパスで開催しました。 
 このたび予約販売を開始した上腕アシスト装置「TasKi(タスキ)」の紹介および装着体験の他、今後実用化が予定されている蠕動運動ポンプ、ミミズ型ロボットのデモンストレーションを行いました。 

 随一の研究力を誇る中央大学の技術が様々な形となり、社会の課題を解決してまいります。 

上腕アシスト装置「TasKi(タスキ)」

上腕アシスト装置「TasKi(タスキ)」

 上腕アシスト装置「TasKi(タスキ)」は、果実の収穫時など、長時間の上向き作業(腕を挙げたままにして行う作業)をサポートすることを目的として開発されました。2㎏程度と軽量、かつ電池不要で、腕への必要最低限のアシスト力を提供し、ばねの力で腕の自重を相殺することで作業をサポートするアシスト装置です。 
 このたび、農業分野だけでなく、製造現場、建設分野など様々な産業分野での実用化に向けた実証実験(ユーザーテスト)も開始されました。
 

 当日は参加者にも実際に装着していただき、ばねの力で腕がフワフワと軽くなる使用感を体感いただきました。 
 

蠕動運動ポンプ

 腸の蠕動(ぜんどう)運動を模した「包み込むように揉み解しながら搬送する動き」を用いている装置で、水あめ状の高粘度流体や固液混合流体などを混合させながら搬送することができる装置です。 
 宇宙ロケット用燃料の連続製造や、食品、化粧品製造、土砂、汚泥運搬等の現場での活用が期待されています。 

ミミズ型ロボット

 狭小空間の移動が得意なミミズの動きを模したロボットです。 
 工場配管、下水道管、ガス管等の各種配管の検査ロボットとしての活用や、住宅のダクト清掃ロボットとしての活用が期待されています。