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日独共同学長シンポジウムに総長・学長 酒井正三郎が出席しました

2016年07月04日

2日目の全体会合で意見表明する総長・学長の酒井正三郎

日独共同学長シンポジウムが2016年6月28日(火)、29日(水)の2日間にわたり、ドイツ・ベルリンのベルリン日独センターで開催され、本学を代表して総長・学長の酒井正三郎が出席しました。この会議は、ドイツ大学学長会議(HRK)及び国公私立大学団体国際交流担当委員長協議会(JACUIE)が主催するもので、日本側からは29国立大学、6公立大学、17私立大学、ドイツ側からは58大学の学長または副学長の参加があり、総勢150人を越える参加者が一堂に会しました。

 今回は「教育、研究、イノベーション 大学がみずから抱く学問の本質的価値と社会からの要請の狭間における高等教育」というテーマで開催され、神余隆博ベルリン日独センター総裁、永田恭介国公私立大学団体国際交流担当委員長協議会座長(筑波大学学長)、ホルスト・ヒップラードイツ大学学長会議会長、八木毅駐独日本国大使による開会挨拶の後、ヒップラー教授による基調講演「イノベーションと研究・教育・学習における社会的影響-その意義および達成する術」が行われました。その後、工学系、生命科学・自然科学系、人文社会科学系の3つの視点による分科会がそれぞれ行われ、酒井学長は人文社会科学系分野の分科会に参加しました。

 初日の夕刻には、八木毅駐独日本国大使主催のレセプションが日本国大使公邸で盛大に開催され、日独の学長およびその関係者多数が参加し、情報交換や懇親を深めました。また来賓のフォルカー・カウダー独連邦議会議員(キリスト教民主同盟・社会同盟会派院内総務)からは日独共同学長シンポジウムの開催をお祝いするとともに、日独の大学の協力・連携に期待している旨のご挨拶をいただきました。

 2日目には、「イノベーションおよび社会的変遷を育成するための大学の役割に関する多様な視点」と題した全体会合が行われ、政策、産業、学界といった3つの視点から各パネリストによる提言があり、質疑応答が交わされました。全体会合のなかで、総長・学長の酒井より、社会が大学に期待している人材育成像の日独間の違いについて意見表明を行い、ドイツ側の見解を質しました。

 なお、今回の日独共同学長シンポジウムは4回目(私立大学の参加は初)となり、次回は来年日本で開催されます。

[参加大学]

<日本側>

 筑波大学、東京工業大学、新潟大学、金沢大学、他国立大学30校

 公立はこだて未来大学、静岡県立大学、他公市立大学6校

 中央大学、早稲田大学、関西学院大学、上智大学、立教大学、他私立大学17校

<ドイツ側>

 ハンブルク大学、ハンブルク大学、ベルリン自由大学、他58大学