全学連携教育機構(全学的教育プログラム)

【FLP国際協力プログラム】中川ゼミの活動報告

2021年11月06日

後列向かって右が竹内校長、隣が秋山副校長

2021年10月22日(金)、国際協力を共生や日本語教育の視点で考える中川康弘ゼミの2~4年の13名は、八王子市立第五中学校夜間学級で見学調査を行いました。夜間中学校で学ぶ生徒は年齢、国籍は多岐に渡り、様々な価値観を持った生徒が多くいます。

はじめに竹内校長先生へのご挨拶に伺ったあと、副校長の秋山先生から夜間学級の説明を頂き、学校の概要や教育目標、行事や生徒のお話を聞かせて頂きました。その後グループに分かれ、2時間目(18:50-19:30)と3限目(19:35-21:00)の数学、日本語、国語、英語、音楽等を見学し、授業にも参加しました。私は2限目の国語、3限目には音楽を受けましたが、国語では外国人生徒さん2名と一緒に詩の勉強をして、同じ文章でも各々の価値観によって捉え方が変わるのがとても興味深かったです。笑顔が絶えることなく、主体的に学んでいる姿がとても印象的でした。また音楽では「もみじ」を皆で歌いました。パートに分かれて歌ったことで、高校の音楽の授業を思い出し、とても懐かしく感じました。コロナの影響もありオンライン授業が多くなる中、全員同じ空間で一つの課題を一生懸命考えたり、歌を歌ったりできることが懐かしく感じると同時に、その環境は当たり前にあるのではなく、改めて感謝するべきことだとも思いました。

ここで2年生の感想を紹介します。
・学校に当たり前に通い、友達と笑いあっていた日々を思い出しました。生徒たちの笑顔も印象的で、自分が不自由なく学ぶことができる環境に感謝をしたくなる一日でした。
・年齢関係なく仲良くお話ししていたことが素敵でした。生徒が作った数学の問題に挑戦しましたが、難易度が高く、思わず夢中になってしまいました。また、先生方が昼間の中学校はこういう行事やるんだよ〜と生徒に合わせて教えていたことが印象的でした。
・先生と生徒の距離が近く、生徒同士も仲が良くて、とても楽しそうだなぁと思いました。国語の時間は想像力を使ったり音楽の時間は皆で歌って表現したりして、懐かしさを感じました。授業の際に日本語だけでなく時折英語も使っており、生徒とのコミュニケーションにも工夫されているということに気付きました。
・夜間学校って昼の学校とあまり変わらないということを知りました。昼の学校より人数が少ない分,生徒同士や先生の距離が近く,楽しそうに学んでいるのが印象的でした。
・全員がついていけるように補助の先生が寄り添って話しかけている場面が印象的でした。最初と最後の号令は声を合わせていて、挨拶も大切にしていることが伝わりました。
 

報告:中川ゼミ2年 吉田歩夢(商)・高木まりな(文)・伊藤桜子(法)・尾嵜愛衣(商)・須田絵里加(総政)・田中健太郎(経)