Eventイベント

大学紹介

独り舞台を通して人権問題について考える

日程
11月10日(木)17時00分~18時40分
場所
多摩キャンパス FOREST GATEWAY CHUO 3階ホール
日程
11月10日(木)17時00分~18時40分
場所
多摩キャンパス FOREST GATEWAY CHUO 3階ホール
講演者

俳優、声優、独り舞台等舞台プロデュ―ス

小宮 孝泰 氏

元コント赤信号(コント赤信号メンバー渡辺 正行さん、ラサール石井さん)

作・演出:鄭 義信(チョン・ウィシン)氏

〔主な経歴〕

神奈川県小田原市出身。県立小田原高校を経て、1979年に明治大学を卒業。 明大では落語研究会に所属し、三宅裕司、立川志の輔らの先輩や、渡辺正行や立川談幸などの同期らと落語を研鑽する。この経験は2002年にゲスト出演したテレビドラマ『相棒』(Season 1 第3話)での落語家役に活かされ、劇中では『手紙無筆』を披露する。
 大学在学中の1976年、落語研究会と並行して劇団テアトル・エコー養成所に入所し、1978年には研究生となるも、同年に退団。明大とエコーで同期だった渡辺正行と、養成所で一級上だったラサール石井を含めた3人で、1979年に渋谷道頓堀劇場でお笑いトリオのコント赤信号を結成し、杉平助門下で修業する。1980年に花王名人劇場のプロデューサー澤田隆治に見いだされTVデビュー。以後漫才ブームの一翼を担う。
 テアトル・エコー研究生時代に声優試験に合格したことから、声優としても『宇宙戦艦ヤマト』シリーズなどに参加し、2000年からはテレビアニメ『こちら葛飾区亀有公園前派出所』で擬宝珠夏春都役を演じる(同作の舞台版でも同役を演じた)。
 1991年、小田原高校の同級生でテクノバンドヒカシューの三田超人のプロデュースにより、M.C.ハマーのパロディである「MCコミヤ」名義でCDをリリース。
 1984年の「赤信号劇団」旗揚げ以降は、タレント活動とともに俳優活動にも力を入れる。1990年代以降は俳優としての活動がめざましく、独り芝居、舞台プロデュースなどに精力的に取り組む。2004年には文化庁文化交流使としてロンドンに演劇留学し、英語劇・英語落語を披露。現在は役者の落語会「ごらく亭」を主催し、毎夏に高座に上がっている。「線路は続くよどこまでも」は、一人芝居と落語の昇華した新しい表現である。

 

 

 

内容

演目:「線路は続くよどこまでも」

場所は朝鮮半島の北にある新安州。昭和20年8月16日、日本の敗戦の翌日から物語は始まる。新安州駅の駅長と小宮助役は万感の思いで書類の焼却処理をしている。翌朝からは朝鮮人職員たちと共に朝鮮鉄道の復興と、日本人の本国引き揚げに奔走する。それを支える心強くユーモアたっぷりの駅長の妻。しかし運命は彼らに過酷であり、仕事を失い居場所を失い、家族や仲間も失う悲劇が降り注ぐ。塗炭の苦しみを味わいながら38度線を越えてたどり着いた釜山で待ち受けていたものは?果たして日本と朝鮮半島の人々は理解し合えるのか?戦争という時代の波に翻弄された名も無き庶民のリアルな歴史が鮮明に描かれる。
   本芝居の前には、小宮の父の実話から日本と朝鮮半島の鉄道の歴史まで、写真や地図を交えて明快な前説も披露するので、戦争を知らない若い世代にも充分に理解と感銘を与える作品となっている。

人権問題講演会は、本学の構成員(学生・教職員・学員〔卒業生〕)の人権意識、とりわけ
差別問題に関する意識を高めるために、1985年から継続的に開催しています。
本講演会の講師には学内外の有識者を招き、部落差別、人種差別、障害者差別など様々な
差別問題に加えて、最近ではセクシュアル・ハラスメント問題などもテーマに取り上げ、
学生・教職員はもとより広く市民にも開放された公開講座として実施し、講演録の配布も
行っております。本講演会を継続的に開催していることは、本学の基本的な姿勢、とりわ
け「差別を許さない」という強い意思を示すものとなっています。
2022年度の講演会のうち多摩キャンパスでは、独り舞台形式で以下のとおり開催いたします。

どなたでもご自由に聴講していただけますが、事前に申し込みをお願い致します。

URL               

https://docs.google.com/forms/d/1dg6um7QfmcjbnQ6gEF0MUaVySJAyHBXX7nSJPSJv-S0/edit

QRコード

                                                                                                                       

【問い合わせ】

   学事部学事・社会連携課 TEL:042-674-2125

講師の先生の詳細はこちら(PDF x 210KB)

 

講演の広報用ポスターはこちら(PDF×4282KB)