FD・SD活動
第35回FD・SD講演会を開催しました。
2024年10月23日
10月21日(月)に、キャリア教育委員会・FD・SD推進委員会の共催で第35回中央大学FD・SD講演会を実施しました。
今回はキャリア教育委員会との共催により「進路・就職分析講演会」のタイトルにて、大学生の就活事情について学ぶ機会、本学学生の進路・就職の状況(2024年3月卒)について、教職員が理解を深める機会といたしました。リアルタイムでは40名以上の教職員が参加をしました。
第一部:「キャリア探索の基礎を形成する大学生活 ~新卒採用・就職活動の実情をふまえた学生支援~」
第一部では、文化放送キャリアパートナーズ就職情報研究所所長の平野恵子様を講師として、充実した大学生活がキャリア探索、就職活動につながることについて、新卒採用・就職活動の実情をふまえての解説をいただきました。就活ルールやインターンシップの成り立ちから、企業の新卒人材に対するスタンスと大学の考えとのズレ、近年の学生の考え方の変化等にはじまり、注目されている大学低学年向けのキャリア教育の是非、ジョブ型採用への対応、エージェントを利用した学生が陥る問題、初期キャリア形成への影響など、キャリア探索(就職活動)における諸問題について幅広く解説をいただきました。さらには、平野様がこれらの諸問題から考える、大学におけるキャリア形成のあるべき姿を、大学生活に紐付けて考察・解説をしていただきました。
第二部:中央大学学生の進路・就職状況について
第二部では、キャリアセンターの職員により、2024年3月に卒業した本学学生の就職状況について、キャリアセンターが作成する「進路・就職力」の資料をベースに解説がなされました。
全学だけでなく、各学部別の進路・就職先の特徴が異なる点、昨年度から採用数が増加している職種、他大学の状況と比べた状況、入試形態別にみた特徴、外国人留学生のキャリア探索の特徴など、中大生の進路志向について、教職員が改めて実情を学び、理解する時間となりました。
事後アンケートにおいては参加者から
・関わりがある大学生の様子から想定される、就職活動の現状の説明に非常に納得感がありました。
・第一部の就活のスケジュールの早期化について、国等の動向も含めてまとめていただいたのは大変わかりやすかったです。
・学生による意志決定・判断の受動化は由々しき問題としつつ、初等中等教育の影響も十分考えられるので、大学教育ができることがなにであるか考えるのは非常に悩ましいと考えた次第です。
といった感想が寄せられました。