FD(ファカルティ・ディベロップメント)活動

中央大学理工学部情報工学科教授 牧野光則が「学生と教員の共通の物差しとしての段階別コンピテンシー」について基調講演

2017年12月13日

中央大学理工学部情報工学科教授 牧野光則が、2018年1月19日に姫路市で開催される兵庫県立大学APシンポジウムにて、「学生と教員の共通の物差しとしての段階別コンピテンシー」と題する基調講演を行います。

講演の主題である、中央大学理工学部が推進している段階別コンピテンシー育成システムは、平成21年度 文部科学省 大学教育・学生支援推進事業 大学教育推進プログラム(通称: 新教育GP)に採択され、事業期間終了後の評価で「特に優れており波及効果が見込まれると判断される取組」(いわゆる、GPの中のGP)に選定されました。
また、日本工学教育協会より、工学教育における質保証に対して具体的な方法と成果を提示した点で極めて重要と評価され、平成24年度工学教育賞(業績部門)を受賞したほか、経済産業省より「社会人基礎力を育成する授業30選」に選定(平成25年度)され、本取組が効果的な育成手法であることが認められています。
こうした一連の取り組みが、当該分野の教育の発展に寄与したことを認められ、平成28年度、ついに電子情報通信学会より「教育優秀賞」を受賞しました。

牧野教授は、2008年に開始した情報工学科から、その後、理工学部および大学全体に展開している「段階別コンピテンシーによる教育の実践・評価」の主担当者として活動しています。
最近、本学教職員を対象に開催されたFD・SD講演会「授業設計の勘所~質保証と負担軽減の両立のために~」 では、段階別コンピテンシーを活用して科目到達目標の設定方法や評価水準・方法の策定に関する講演およびワークショップを通じた助言を行いました。このような場を通じて、大学組織全体での教育力向上に貢献しています。