AI・データサイエンスセンター
侍ジャパンにも帯同の野球アナリスト・山田隼哉様が登壇(AI・データサイエンス演習)
2024年12月11日
データスタジアム株式会社 野球アナリスト 山田 隼哉様
2024年12月6日(金)「AI・データサイエンス演習(iDS演習)」(理工学部准教授 酒折 文武)に、データスタジアム株式会社 野球アナリスト 山田 隼哉様をゲストスピーカーとしてお招きし、ご講演頂きました。
当日は山田様がジャーナリストを目指して勉学に励んでいた頃に、たまたまデータスタジアム株式会社の仕事に触れたことなど、アナリストに至るまでのご経歴やアナリストになってからのご努力(猛勉強!)の紹介があり、野球にあまり詳しくない学生への配慮もしながら「野球分析の実践とトレンド」と題した講演の内容にはいりました。
ご講演ではアナリストがどのようにデータに着目していくかや、どういった分析を行なって、どうやってそれをまとめる(表現の工夫)のかを、実際のご経験や豊富な資料を使って、丁寧にご説明いただきました。
約10年関わってきた侍ジャパンでの活動では、2023年WBCでのご経験を、貴重な写真を見せていただき、今では誰もが知っている選手の当時の様子などをご紹介いただきました。海外で活躍する選手が増えることで、分析結果の表現でもメートル法とマイル表示の併記が必要になるといったお話には、学生も大きくうなづいていました。
アナリストが行う仕事を「説明(何が起きたか)」「予測(何が起こるか)」「指示(どうすれば良いか)」の3段階に分け、分析に使うデータの量や鮮度の考え方や重きを置くポイントなど、様々な視点から具体的にお話いただき、また選手側に情報を伝達する場合に、何をどこまで伝えるかまたそれを受け入れてもらえる信頼関係の大事さについてもお話いただきました。
その後ゼミ生からの質問にも丁寧にわかりやすくお答えいただき、講演後の各プロジェクト活動にも参加いただき、さらに技術的なお話を含めて、学生との交流を行なっていただきました。iDSゼミに参加する学生にとって大変有意義な時間となりました。
参加した学生からは、「自分の専門分野を活かして社会に貢献できる可能性を強く感じた」「企業の現場を知ることで、今後のキャリア形成に役立つ貴重な経験になった」「実際の課題解決に取り組むことで、これまでの学びがどのように活かせるかを実感できた」など、多くの学生から、学びと成長を感じられたとの声が寄せられました。
iDSプログラムについて
「iDS(Intermediate Program for Data Science and AI)プログラム」は「AI・データサイエンス演習」の受講者を対象として、AIやデータサイエンスの技術や知識を習得し、各学部の専門分野で活用する力を身につける学部横断的プログラムです。
3年間のゼミ活動では、所属ゼミのテーマに沿って、データの収集・分析・考察・活用を行い、データに基づいて課題発見、解決できる力を修得します。