広報・広聴活動プレスリリース

2020年11月04日

中央大学初のべンチャー企業「SoLARIS(ソラリス)」上腕アシスト装置「TasKi(タスキ)」【記者説明会&装着体験会】

 中央大学理工学部(精密機械工学科)教授 中村太郎らが設立した中央大学初のベンチャー企業、株式会社ソラリスは、来る2020年11月12日(木)、午前11時より本学後楽園キャンパスにて、上腕アシスト装置「TasKi(タスキ)」の説明会、及び装着体験会を開催いたします。

 「TasKi」は、果実の収穫作業等、長時間の上向き作業(腕を挙げたままにして行う作業)をサポートすることを目的として開発されました。2㎏程度と軽量、かつ電池不要で、腕への必要最低限のアシスト力を提供し、ばねの力で腕の自重を相殺することで作業をサポートするアシスト装置です。このたび、「TasKi」が農業分野だけでなく、製造現場、建設分野など様々な産業分野での実用化に向けた実証実験(ユーザーテスト)を開始したことを機に、メディアの皆様への説明会及び装着体験会を開催することとしました。

 当日は、「TasKi」の装着会にあわせて、ソラリス社の、新型の蠕動運動ポンプ(※1)やミミズ型ロボットの動作デモンストレーションもご覧いただけます。
 つきましては、関係者出席のもと下記の要領でご説明、ご体験の場を設けさせて頂きました。時節柄ご多用中とは存じますが、万障お繰り合わせの上、ご出席賜りますようお願い申し上げます。
 

 ご出席いただける場合は、3密対策上、別紙 「取材申込書」を11月11日(水)16時までに中央大学広報室へEmailにてご提出いただけますと幸甚です。

開催概要

日 時:2020年11月12日(木)11:00~12:00<予定>(10:30~報道受付開始)
会 場:中央大学 後楽園キャンパス 2号館7階 2743 号室(東京都文京区春日1-13-27)
アクセス:東京メトロ丸の内線・南北線「後楽園駅」より徒歩約5分
     都営三田線・大江戸線「春日駅」より徒歩約6分
<地図>

内 容:【製品説明会&装着体験会&ロボットデモンストレーション】
 ・中央大学理工学部中村研究室、株式会社ソラリスのご説明
 ・「TasKi」のご紹介、質疑応答、写真撮影
 ・「TasKi」装着体験 ※デモ機の数に限りがあり、少々お待ちいただく可能性があります。予めご了承ください。
 ・「蠕動運動ポンプ」「ミミズ型ロボット」のデモンストレーション

出席者:株式会社ソラリス 代表取締役社長 CEO 中村太郎 / 理工学部教授
    株式会社ソラリス 取締役 CTO 山田泰之 / 元 理工学部助教

<本件に関するお問い合わせ>
 株式会社ソラリス
 TEL : 080-7693-7300
 Email : info@solaris-inc.com
 
<取材に関するお問い合わせ>
 中央大学広報室
 TEL : 042-674-2047
 Email : kk-grp@g.chuo-u.ac.jp

株式会社SoLALISについて

 ソラリス社は、2017年創業で、中央大学バイオメカトロ二クス研究室の研究成果をベースとした中央大学初の大学発ベンチャーです。生物や生体の機能に学んだロボットや、柔らかいロボット(ソフトロボット)の最先端の研究開発成果がコア技術です。腸管の運ぶ混ぜる機能を有した蠕動運動ポンプ、高出力で軽量かつ柔軟な軸方向繊維強化型空気圧人工筋肉などの独自技術があります。第一プロジェクトとして、JAXA等との共同開発の下で、蠕動運動ポンプによって、固体ロケット推進薬の安全かつ抜本的低コスト化技術の実用化・事業化をメインミッションとしています。

社名:株式会社SoLALIS(ソラリス)
設立日:2017年9月29日    所在地:東京都文京区小石川2丁目23-12 エスティビル小石川7F
事業内容:人工筋肉等を用いたソフトロボット・メカトロニクス機器の研究開発、設計・製造、販売、コンサルタント
資本金:50,000,000円
役員:代表取締役 中村太郎、取締役 山田泰之、社外取締役 出路貴規(スパークス・アセット・マネジメント株式会社)、監査役 尾崎博史(尾崎博史税理士事務所)
主要株主:中村太郎、山田泰之、リンクス株式会社、三菱UFJキャピタル6号投資事業有限責任組合 無限責任組合員 三菱UFJキャピタル株式会社、OCP1号投資事業有限責任組合 無限責任組合員 岡三キャピタルパートナーズ株式会社、株式会社SMBC信託銀行(特定運用金外信託 未来創生2号ファンド)

https://solaris-inc.com/

株式会社ソラリス 代表取締役社長 CEO / 理工学部教授 中村太郎

専門分野 ソフトロボティクス、バイオメカトロニクス、知能機械学、1975 年生まれ。信州大学大学院工学系研究科博士後期課程修了。1999 年、秋田県立大学助手。2004年、中央大学理工学部専任講師、2006 年、同大学准教授をへて、2013年より同大学教授。2017年株式会社ソラリス代表取締役社長、現在に至る。2012-2013年までスイス連邦工科大学ローザンヌ校 VisitingProfessor。博士(工学)。人工筋肉を用いたソフトロボット、および生物を規範としたバイオロボティクスの研究開発と応用に従事。2011年、文部科学大臣表彰若手科学者賞などを受賞。 単著に「図解 人工筋肉 ソフトアクチュエータが拓く世界」等がある。

株式会社ソラリス取締役CTO / 元 理工学部 助教 山田泰之

専門分野、機構学、デザインエンジニアリング、ソフトロボティクス、1986 年生まれ。慶應義塾大学大学院理工学研究科後期博士課程修了(日本学術振興会特別研究員)。2014年、日産自動車R&D。2016年、中央大学理工学部助教を経て、2019年 法政大学デザイン工学部システムデザイン学科准教授。機構学、ソフトロボティクス、デザインエンジニアリングに着目し、革新的ハードウェアの研究開発による全体最適化を目指す。博士(工学)。James Dyson Award Japan2015、 2016年受賞。2016年、日本ロボット学会、 日本原子力学会共同主催廃炉のためのロボット技術コンペ 最優秀賞。2019年日本機械学会ロボメカ部門ROBOMECH表彰(産業・実用分野)などを受賞。

用語解説

※1 蠕動運動ポンプ


本装置は、中央大学が独自に開発した非金属の柔らかいソフトアクチュエータである軸方向繊維強化型人工筋肉を利用した、腸の蠕動運動を模した「包み込むように揉み解しながら搬送する動き」を用いている装置で、攪拌ブレードの必要なしに高粘度流体や固液混合流体などを混合・搬送できます。蠕動運動とは、腸や、ミミズのような肢を持たない動物の移動運動などのように、筋肉の収縮波を伴ってうごめくように物を搬送する運動です。これまで種々の材料混合は、一般にプラネタリミキサ(金属のブレードを金属ボールの中で回転させて攪拌する混合装置)を用いて捏和して、別途人力で搬送するバッチ式(工程を処理目的ごとに区切り、順次実行する方法)で製造される場合が多く、工程の不連続さゆえに非効率的で人手のかかる方法でした。 株式会社ソラリスにて、この蠕動運動ポンプの製品開発を進めてきました。そして、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA) 宇宙探査イノベーションハブが実施した、課題解決型の研究提案募集(広域未踏峰探査技術分野)において、空気圧人工筋肉を用いた蠕動運動による連続捏和・搬送技術の実用化検討の研究開発テーマが2018年度に採択され、弊社蠕動運動ポンプを用いた、火薬をはじめとした固液混合流体、例えば土砂や食品材料の連続捏和・搬送技術の実用化検討を進めてきました。本事業の研究開発過程で得られた知見に基づき、新型蠕動運動ポンプ(図2)の設計を完了しており、検証機として導入頂くことが可能となっております。この新型蠕動運動ポンプを用いることで、ロケット固体推進薬製造研究で磨かれた技術に基づき、食品・化粧品等、他分野の製造工程においてもパートナー企業様と実証実験を繰り返し、新価値を創造できるよう、取り組んで参ります。