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海外拠点4か所目はハノイに~日本国際学校にて開所式を挙行

2022年09月16日

 中央大学はベトナム・ハノイにある日本国際学校(Japanese International  school 略称JIS)内に新たな拠点を設け、9月4日、同拠点の開設を記念し、JIS内のホールにて開所式が執り行われました。新型コロナウイルス感染症が世界で蔓延していたことにより、開催時期を延期しておりましたが、9月5日のJIS入学式に先立ち開所式を執り行いました。正門では多くのJISの生徒たちが歓迎してくれました。

▲リボンカットの様子(左から岡本日本国大使館書記官、ホックJIS理事長、大村理事長、河合学長)

 当日は、在ベトナム日本国大使館二等書記官の岡本典子様をはじめ、本学協定校であるベトナム国家大学ハノイ校、水利大学の関係者、在ベトナム企業関係者、在ベトナムの本学学員や本学に現在ベトナムから留学している在学生など、総勢60名が参加しました。本学からは、大村雅彦理事長、河合久学長、石井靖常任理事、白井宏副学長(国際センター所長)、井上義朗商学部長、梅田和昇理工学部長、中迫俊逸国際経営学部長らが出席。JISからは、ダオ スァン ホック理事長をはじめ、多くの関係者が参加しました。

 開所式では、白井副学長より今回の拠点開設についての経緯の説明を行いました。本学の主なベトナムの関わりとしては、留学生受入れ、派遣はもとより、大メコンプロジェクト国際シンポジウムの実施、ベトナムの植林活動への参加。法整備支援プロジェクトや法・司法改革支援プロジェクト、水資源プロジェクトへの協力、国際水環境理工学人材育成プログラム、さくらサイエンスプログラム(JST)などに関わっています。また、これまでのベトナムとの共同研究について、山田正名誉教授が紹介しました。
 本学は国際戦略強化の1つとして、新たに国際連携校及び海外指定校制度を新設しています。この制度を活用して、今まで進めてきた国内における高大連携教育制度を国外にも拡張し、優れた教育を行っている海外の初等・中等教育校と連携し、優秀な留学生を継続的に受け入れることによって、グローバル社会に通用する人材の育成をさらに進めこととしております。その第一号として、2021年3月、JISと国際連携校協定を締結しています。JISは、ベトナム初の幼稚園から高校までの一貫教育で、日本教育システムを取り入れた学校の設立を目指し、2016年に開校した教育機関です。山田正理工学部名誉教授がJIS初代校長を務め、開所式ではベトナムにおける留学生受入れ実績や研究交流実績を披露しました。

 開所式終了後には、JISの施設見学会と進学相談会を開催し、JISに通っている生徒とご父母が将来の大学進学について熱心に質問していました。さらに、参加者全員で懇親会を開催し、皆さんとの友好を深めました。

 今回の拠点設置は、2023年9月に迎える日越外交関係樹立50周年を見据えた形にもなっています。
 中央大学は「GO GLOBAL」を合言葉に、世界に存在感のある大学を目指します。