バドミントン部

バドミントン部・第68回全日本学生バドミントン選手権大会 男子団体戦

2017年10月24日

10月21日・22日 一宮市総合体育館

インカレ二連覇とはならず 悔しさ残る3位

 

 インカレが開幕した。中大の目標は、「インカレ二連覇」だ。エースで日本A代表の五十嵐優(法4)を筆頭に力のある中大。しかし、準決勝の早大戦で大接戦の末、敗れた。結果は、優勝にあと少しの3位で団体戦は幕を閉じた。

 

 2日間で優勝まで5試合を戦い抜く過密日程で行われる団体戦。初日は3試合が行われた。「インカレ独特の雰囲気があって、入りが悪かった」(川端祥主将・商4)。選手たちに硬さがみられ、ファイナルまでいく選手が多かった。しかし、徐々に自分たちの流れに持ち込むと、全3試合をストレート勝ちで収め、ベスト4を決めた。

 

1回戦 対大経大(3-0)

◆試合詳細◆

○宮雄大(経4)2-1千葉●

○古屋樹(商2)2-1片岡●

○中田政秀(法3)・森岡秀斗(法2)組2-1山本・小川組●

 

▲第1シングルスで登場した宮

 

2回戦 対北翔大(3-0)

◆試合詳細◆

○五十嵐2-1岡村●
○佐藤雄輝(商1)2-1吉村●

○川端主将・大関修平(商4)組2-0笠谷・片桐組●

 

▲1年生ながら活躍した佐藤

 

3回戦 対関学大(3-0)

◆試合詳細◆

○五十嵐2-1北里●

○本間稜人(経2)2-0吾野●

○川端主将・大関組2-0池田・石川組●

 

▲スマッシュを打つ本間

 

 大会2日目、「最大の山場」(西山監督)と位置付けた早大との準決勝。秋季リーグ戦では勝った相手だが、今年度の春・秋季リーグ戦や東日本インカレといったタイトルを総なめしている強豪だ。負ければ、4年生は引退となる一戦。中大は五十嵐、大関がシングルスとダブルスの両方に出場するオーダーで臨んだ。

 

 第1シングルスには、エース五十嵐が出場。「1番勝ちたい気持ち」で臨んだ五十嵐はストレートで相手に勝利し、チームに流れを持ってくる。

 

▲ガッツポーズをする五十嵐

 

 第2シングルスでは大関が早大のエース古賀と対戦。しかし、相手エースに意地をみせられ敗れる。

 第1ダブルスでは、シングルスを終えたばかりの大関と中田が出場。第1、2ゲーム共に接戦となるも、後一押しが足りず0-2のストレート負けを喫してしまう。

 

▲惜しくも敗れた大関・中田組

 

 隣のコートで行われていた第1シングルスが試合中に敗れ、第2ダブルスの五十嵐と川端主将は負けられない状況となった。「1年くらいダブルスをやっていない不安があった」(五十嵐)。しかし、川端主将との絶妙なコンビネーションで勝利をものにする。

 

▲ハイタッチをする五十嵐・川端主将組

 

 勝負の行方は第3シングルスに。負ければ、終わりの場面で「一番可能性としてプラスアルファのところがある」(西山監督)古屋が出場した。大きなプレッシャーの中試合は取っては取られる展開に。ベンチも一体となって古屋に声援をおくった。接戦となりながらも、第1ゲームを落とす。第2ゲームでも終始粘りをみせたが、相手に最後の1点を取られ空を見上げた。

 

▲チーム全員で戦った

 

 この試合で中大のチームとして戦うのが最後となった4年生。優勝候補に挙げられていたが、あと一歩届かなかった。決勝では、中大を破った早大が勢いそのままに日本一に輝いた。

 主力の4年生が抜けると、大きく戦力が下がる中大。西山監督も「3年生以下が危機感を持ってやらないと」と厳しい表情で語った。中田新主将を中心に新たなスタートを切った。

 

▲表彰式での選手たち

 

準決勝 対早大(2-3)

◆試合詳細◆

○五十嵐2-0松本●

●大関0-2古賀○

●大関・中田組0-2中里・小野寺組○

○五十嵐・川端主将組2-0渡辺・鈴木組●

●古屋0-2小野寺○

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部