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2021年07月14日

文学部教授 大田美和が「図書新聞」に書評寄稿

文学部教授 大田美和が「図書新聞」第3504号(2021年7月17日号)に、廣野由美子著『小説読解入門―『ミドルマーチ』教養講義』(中公新書)の書評を寄稿しました。

 

書評のタイトルは、「精読と教養、読者と編集者のもたらす果実」です。この書評では、中央大学文学部のゼミでジョージ・エリオットの小説『ミドルマーチ』を取り上げてきた経験と学生たちの反応に思いをはせながら、本書の特徴とその魅力が語られています。そして、本書のフェミニズムの項目では触れられていない、バーバラ・リー=スミス・ボディションとエリオットの親交に触れ、ボディションが理事を務めるケンブリッジ大学の女子カレッジにエリオットは多額の寄付をしていて、フェミニズム運動に無関心ではなかったことが補足されています。

 

バーバラ・リー=スミス・ボディション(1827-91)はラファエル前派の画家であり、フェミニストの社会活動家です。この人物の女性の権利獲得運動への貢献は、文学部の授業科目「近代イギリス小説(1)」で取り上げられています。

 

書評の最後には、優れた編集者たちの伴走を得て、研究者として豊かな成長を遂げた著者に対する賛辞が述べられ、ジョージ・エリオットの読者がさらに増えることを願って、締めくくられています。

 

本書については中公新書のウェブサイトをお読み下さい。

 

「図書新聞」は「週刊読書人」と並ぶ、日本の二大書評新聞で、中央大学図書館などで閲覧できます。ぜひお読み下さい。

 

以上