学部・大学院・専門職大学院

よくいただくご質問

FAQ よくある疑問・質問にお答えします。受験・進路の参考にしてください。

文学は何の役に立ちますか?

文学には、人間の表現の歴史と精神の歴史が詰まっています。まじめに生きようとする人には、転ばぬ先の杖になってくれるでしょう。物事を理解する力、調べる力、構成する力がつきます。これらは、情報化社会には必須の基礎能力です。

国文学の勉強は卒業後どのように役に立ちますか。

勉強したことの生かし方は人それぞれですが、国語の教員のほか、出版・広告・コンテンツ製作などの企業では日本語や文学の教養が特に生かされるようです。また、言語を研究する学生は、データベース作成・プログラム開発に情報分析の力を活かします。国文学や国語学を学ぶことで、文字・言語情報を操作する能力は確実に鍛えられます。

国文学専攻でとれる資格は何ですか。

国語教員(中学・高校)の他には、司書や学芸員など、文学部の他の専攻と同じ資格の取得が可能です。ただし、どの専攻でも必修科目が優先されるので、資格取得が保証されているわけではありません。

就職状況はどうですか?

大学院等に進学する者をのぞいて、90%以上の就職率です。一般企業が多いのですが、マスコミ関係、IT・サービス関連が目立ちます。また、国語科教員として、中高の教職につく率が高いのは、国文学専攻の特色です。

外国人に日本語を教えることができますか。

特別に、日本語教師養成コースは設けていませんが、カリキュラムの中に日本語教育関係の科目も置かれています。海外・国内で日本語教師となっている卒業生は少なくありません。

大学院修了後の進路はどのようなところですか。

専門の能力を生かして中学・高校の国語教員になる人が多いほか、博士前期課程(修士課程)で修了する場合は一般企業に就職する人もかなりいます。学位をとって、研究職につくものもおります。

「ゼミナール」とは何ですか?

国文学専攻3・4年次の必修科目です。自分の研究したい一つの専門領域を選び、指導教員につき、その分野に関する知識を深め、専門化した研究態度・研究方法を身につけ、卒業論文の制作につながります。原則として、2年間続けて同じ分野、同じ担当教員のゼミナールを履修します。3年次に「ゼミナール(1)」、4年次に「ゼミナール(2)」を履修しますが、「ゼミナール(1)」の単位を取得しないと、「ゼミナール(2)」は履修できません。なお、この授業は必修で自動登録科目です。事前に手続きをしないと履修できません。11月上旬に、次年度の履修予定者(2年生)を対象として、ガイダンスを行います。

古文は苦手なんですが、国文学専攻でやっていけますか?

古文が読めた方がいいのは確かですし、古典文学を学ぶ場合には必要です。しかし、国文学専攻では古典以外の専門領域もたくさんあります。近代文学を研究する、あるいは、現代文法を研究する、といった方針で学ぶ学生もいます。それにかわる得意なものがあれば、問題ありません。また、大学における古文は、高校までの古文とは別物とお考えください。

本をあまり読んだことがないのですが、国文学専攻で勉強するとしたら、最低限どんな本を読んでいればいいですか?

とりあえず、興味がもてるものからはじめるのがいいでしょう。そして、とりあえずたくさん読むことをお勧めします。国文学専攻の推薦図書がありますので、そういうところからはじめてもいいと思います。

外国人向けの入試制度がありますか。

学部、大学院ともに外国人向けの入試が、一般入試と別におこなわれます。日本以外の大学を卒業する外国人が大学院生になりたい場合は、まず研究生になり、それから入試を受けるケースが一般的です。