フランス語文学文化専攻
4年間のカリキュラム
1年次の基礎学修
1年次においては、まずフランス語の基礎を週5回の授業を通じて確実に学びます。また「フランス文学史」「フランス文化史」「フランス美術史」の3つの入門科目が用意されているので、関心に合わせて選択し、2年次以降のコース選びに生かすことができます。
語学文学文化コース
このコースのカリキュラムは、ことば、文学、文化を柱とする多彩な科目からできています。履修方式は自由度が高く、メニュー作りはあなたの選択に任されています。文学(小説、詩、演劇など)以外に、フランス映画や食文化などさまざまな分野に触れる中から、卒業論文のテーマを見つけてください。
《主な授業科目》
- フランス語を知る、磨く:「フランス言語思想」で大学ならではの「ことばの学問」に触れ、「フランス語学演習」、「コミュニケーション演習」、「資格のフランス語」、「留学のフランス語」などで、生きたフランス語を身につけます。
- フランス文学を読む:「フランス小説」、「フランス詩」、「フランス文学演習」などで、各ジャンルの作品を教員とともにじっくり読みます。
- フランス文化を知る:「フランス映画」、「フランス文化研究」、「フランス文化演習」などで、「幅広い文化的トピックス」に触れます。
- 語学文学文化専門演習(ゼミ):専門家のゼミで文学と文化を2年間じっくり掘り下げ、卒業研究を仕上げます。課題に基づく卒業研究を選択することもできます。
美術史美術館コース
美術作品が「分かる」人は特別だと思っていませんか。本当は、作品を見て考えることは誰にでも開かれている楽しい経験です。植物学者がいろいろな植物をじっくり観察するように、教室ではスライドで、美術館*では実物を、専門家の手ほどきでまずは観察しましょう。専門家の指導があれば、どんな人でもどんどん違いがわかるようになります。また、フットワークを用いて東京や地方の美術館見学も行います。講義、演習を通じて、そんな体験型の学修を進めます。
また、コースの学びは狭い「美術」に限りません。モードや写真、建築やデザインなど、広く「かたちの文化と感性」の分野について学べます。
なお科目の一部が学芸員資格科目をそのまま兼ねているので、資格取得の負担が軽減されます。
*中央大学文学部は「国立美術館キャンパスメンバーズ」に加入しているので、東京の国立美術館3館に優待入館できます。
《主な授業科目》
- 西洋美術の歴史を知る:「美術史概論」と3種の「美術史各論」講義で、フランスやヨーロッパの美術の流れ、モード、建築をスライドを通して楽しく学びます。
- 美術と美術館の世界に踏み込む:「美術史美術館入門演習」「美術史美術館演習」で作品の観察法を身につけ、感性を磨きます。実際に美術館を訪ねて、作品だけでなく建築、展示法、催しなどいろいろな側面から楽しみます。
- 美術史美術館専門演習(ゼミ):関心を同じくする仲間、教員とともに、2年間の議論、発表、見学、卒論を通じて成長する場です。