フランス語文学文化専攻先輩からのメッセージ

若林 範子
フランス語文学文化専攻/美術史美術館コース3年
静岡学園高等学校卒業

美術史美術館コースでは、実際に美術館を訪れたり、作品に描かれているものを言葉にする練習を繰り返し行う授業があり、主体的に取り組むことができます。好き嫌いによる鑑賞ではなく専門的な知識に基づく観察の技法は、大学ならではの学びだと思っています。国立西洋美術館を訪れて学芸員の方のお話を伺った時は、目の前にある作品が驚くような経緯をたどってきたことが分かり、美術館の楽しみ方をまたひとつ知りました。
私が所属している阿部先生のゼミでは、美術館見学に向けたディスカッションや発表をする機会が多くあります。先生からお勧めされた本を読んでいくなかで方向性が見えてきて、なんとか構想発表ができたときは充実感がありました。ゼミや学芸員資格課程に前向きに取り組むことで、専門的な知識だけでなく社会人として必要な力を身につけたいと思っています。
他にも、ファッションからアプローチする近現代美術史や、建築に関する授業など、個人の興味から多種多様な授業を受けられることが魅力的です。
私は陶芸研究会に所属して、充実したサークル活動を楽しんでいます。大学内に窯があり、作陶から焼成まで学生が伸び伸びと行えるのは、自然に囲まれた中央大学の立地があるからこそだと思っています。京都で陶芸の展覧会を見たり、合宿で益子町を訪ねたりするのも楽しいひとこまです。部員が作る作品を美術史の見方で見てみるのも面白いです。美術史を学ぶこととサークル活動が、私の中で結びついていると感じます。
今のように好きな分野に熱中できる時間が十分にある大学生活を、大切にしたいと思います。このコースでそんな学生生活を送れる人が、ひとりでも増えるといいと思っています。

奥山莉子
フランス語文学文化専攻/語学文学文化コース3年
國學院大學久我山高等学校卒業

語学文学文化コースでは、その名の通りフランス語、フランス文学、フランス文化について学修することができます。「フランス語を喋れるようになりたいし、フランスならではのおしゃれで素敵な食文化を知りたい!」の一心で入学した私にとって、とてもぴったりなコースだと実感しています。
1年生の間にフランス語の基礎を徹底的に学んだうえで2年生から本コースに進み関心のある専門分野について自由に講義を取ることができるので、幅の広がったより深い学修に繋がりました。本コースに加えて英語とフランス語の教職課程も履修していても無理なく楽しく学修できています。印象的だと感じる点は、教授の方々がワイン、チーズ、レストランやファッション等の回は特に活き活きと細かく講義をしてくださるところです。フランスが身近に感じられ、実生活においてもついつい講義に出てきたものを探してしまうほどです。
現在私が所属する斉木先生のゼミでは、食を手掛かりに19世紀後半のフランス小説を研究しています。今年はモーパッサンの『首飾り』からポトフ、マス、ライチョウ、『マドモワゼル・ペルル』からガレット・デ・ロワが手掛かりとなります。食という観点から登場人物の社会的立場や人間関係、小説全体に与える効果や役割について分析をすることで、小説の新たな側面を発見できる奥深さやフランスという国がどれほど食へのこだわりを持っているかを感じられ、毎回やりがいを持って参加しています。
個人的な活動としては、食の中でも特に興味のあるフランスのショコラ文化の研究に力を入れています。昨年はショコラをメインとするパリ旅行をしたり、毎年開かれる日本のサロン・デュ・ショコラに加えて今年は本場パリのサロン・デュ・ショコラを訪れたりします。それだけではなく、私の最もお気に入りであるパリの老舗チョコレート専門店のラ・メゾン・デュ・ショコラでアルバイト店員として働く経験をするなど、職人たちが一粒一粒に発見や情熱を込めるショコラの魅力について、買う側・売る側両方の目線を持って積極的に研究しています。
このように、自分の興味・関心のある分野について楽しく欲張りに学修できる環境にとても満足しています。