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よくいただくご質問

学びのパスポートプログラムでは何が学べますか?

13専攻を「専門店」とすると、専攻とは別に設置されるこのプログラムはいわば「フードコート」です。13専門店の料理を少しずつ味わいながら独自の食文化を生み出します。新しく始まるこのプログラムでは、13専攻の知見を結集し、現代社会の諸問題(国際・文化・スポーツなど)を幅広い視点から考察します。

専攻とプログラムで何が違いますか?

専攻とはある一つのことを専門に研究することをいいます。学びのパスポートプログラムは13専攻の学びを系統だてて計画して横断的に学ぶため、専攻ではなくプログラムに所属して学ぶことになります。

社会文化系とスポーツ文化系はいつ分かれますか?所属する系統はいつ選ぶことができますか?

入学試験の出願時ではなく、合格発表後の入学手続時にご自身の所属する系統を選び「社会文化系」か「スポーツ文化」のどちらかに所属することになります。

プログラムという名称ですが、4年間所属しますか?

「学びのパスポートプログラム」は「プログラム」という名称ですが、入学者は他の専攻と同じように4年間所属し、同プログラムの所定のカリキュラムに基づいて学修します。

社会文化系とスポーツ文化系は一緒に授業を受けるのですか?

いくつかの必修授業は2つの系の学生が一緒に受講します。ただ、学びのパスポートプログラムの学生は、自らの関心に基づいて授業を選んでいくことになるので、同じプログラムの学生に限らず、他の13専攻に所属する学生と一緒に受講する授業が多くなるでしょう。

社会文化系ではどのような内容を学ぶことができますか?

舞台芸術、世界遺産、ミュージアム、国際関係、ダイバーシティ、心の健康、言語、身体の知、比較文学、アーカイブズ、多摩地域、認知科学などが考えられますが、自分の関心に基づいて多様なテーマを自ら設定し、教員の指導の下で学ぶことができます。

スポーツ文化系ではどのような内容を学ぶことができますか?

人類が長い歴史の中で培ってきた身体運動文化について、心と身体の双方への洞察を深めながらスポーツ指導について、競技スポーツだけでなく観光資源として注目されるアウトドアスポーツについて等、「スポーツ」をキーワードに学ぶことができます。

入学したらどのように時間割を組んでいくのですか?

学びのパスポートプログラムの学生は、「学びのパスポートプログラムのカリキュラム表」にある科目と、「国文学専攻~心理学専攻のカリキュラム表」の専攻科目のゴシック体(太字)の科目が履修でき、総数は約600科目以上になります。そこから自らの学びたいことをベースに、科目同士のつながりを見つけたり、提示されたモデル履修(組み合わせの例)を参考にしたりして、時間割を組んでいきます。
こちらの資料も参考にしてみてください。 モデル履修&先輩の履修例(572KB)

13専攻のいずれかで開講されている演習科目(ゼミ)を履修することはできますか?

基本的には履修できませんが、担当教員が認めた場合には例外的に受講可能です。

卒業論文や卒業課題研究はどのように取り組みますか?

演習科目とは別に研究活動を進めていくことが求められます。研究活動に必要なアドバイス(指導)は文学部の全教員から得ることができます。

卒業後はどのような進路に進むことを想定していますか?

本プログラムの性質上、卒業生は多方面での活躍が期待されますが、たとえば以下のような進路が考えられます。
一般企業/公務員/学芸員/国際機関/NGO、NPOなどの諸団体/マスコミ/旅行業界/出版/広告/イベント企画/スポーツ産業(施設、流通、マネジメント)/スポーツ制作にかかわる公務員/スポーツライター/日本オリンピック委員会(JOC)/国内競技連盟/プロチーム/トレーナー/社会スポーツ関連団体

スポーツ文化系では実技が多いのでしょうか?

13専攻と社会文化系の学生は「体育(実技)」が1単位必修であるのに対し、スポーツ文化系の学生は3単位必修となります。

教職課程を履修することはできますか?

以下の教員免許状を取得することができますが、卒業に必要な単位数と教職に関する科目が重複していないものも多いため、4年間かけて教職課程を終えるにはかなりの努力が必要です。
≪取得可能な免許状≫*体育の免許は取得することができません。
中学校教諭一種免許状:社会
高等学校教諭一種免許状:地理歴史・公民

入学までに学んでおいたほうが良いことはありますか?

高校での基礎的な知識を幅広く理解しておく必要があります。また、国内外の社会の動きに対してつねに関心を向け、様々な出来事を関連させながら理解していけるよう、発想の幅を広げるようにしておいてください。(多様な分野の本を読んでおくことは、良い入口となるでしょう。)

どのような人が入学することを想定していますか?

社会がかかえる諸問題は、つねに複雑なものです。これに対応していくためには、さまざまな学問分野を横断した幅広い教養が求められます。本プログラムでは、文学部全体の目標である「人を読み解く力」を基盤としつつ、領域横断的な学びを模索しようとするものです。
そこで、入学者選抜において以下のような人に入学してほしいと考えています。

  • ・現代社会において顕在化している広義の「文化」問題に幅広い関心をもち、多方面からそれらの問題に取り組みたいと考えている人
  • ・文化現象に対して自分で課題を発見し、それを追求していきたいと考えている人
  • ・課題を追求していける興味・関心のある複数の分野での基礎的学力を有している人