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専任担当教員
専任担当教員
国文学専攻では現在8人の専任スタッフが、大学院の学生を指導しています。授業の一例を紹介し、大学院を志す方へメッセージを送ります。学部の教員紹介もあわせて御覧下さい。
小野泰央 教授
学位(取得大学) | 博士(文学)(中央大学) |
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専門分野 | 日本漢文学 |
研究内容のキーワード | 日本漢文学・和漢比較文学 |
担当科目 | 日本漢文学研究A・B、日本漢文学特殊研究A・B |
メッセージ | 全ての日本古典文学はなんらの形で中国文化と関係があります。中国文学はさらに朝鮮文学にも影響を与えました。よって、この三国を視野に入れることで、対象とする日本古典文学作品の位置が立体的に浮かび上がってきます。さらに古代から明治に至る個々の作品は、それぞれ相互に何らかの関係を持っています。このような「空間的」および「時間的」に考えることは、作品をより深く読むということになるはずです。 |
中川照将 教授
学位(取得大学) | 博士(文学)(大阪大学) |
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専門分野 | 平安物語文学 |
研究内容のキーワード | 源氏物語、本文研究、古注釈、享受史、改作・補作 |
担当科目 | 中古文学研究A・B、中古文学特殊研究A・B |
メッセージ | 平安時代に成立した物語は、どのように作られたのか。そしてそれらは後代の人々にどのように読まれ、現在にいたっているのかという問題について考えています。研究対象は、あくまでも〈平安時代〉の作品ですが、上記の問題を解くカギは、古い文献だけに隠されているわけではありません。身の周りにあるさまざまな事象を、固定観念にとらわれず、自由に、そして正確に捉えられるようになることを目指して、ともに学んでいきましょう。 |
吉野朋美 教授
学位(取得大学) | 博士(文学) (東京大学) |
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専門分野 | 中世文学、特に和歌文学 |
研究内容のキーワード | 表現分析、引用と創造、歌壇、後鳥羽院、源俊頼 |
担当科目 | 中世文学演習・中世文学特講・中世文学特殊研究 |
メッセージ | 文学研究が対象となるテクストの正確な解釈を基本とすることは言うまでもありません。古典のテクストは、いわば知の「織物」です。「縦糸」は引用された前代の作品の構想や表現、「横糸」は背景となる社会状況や思想・文化です。 ある「織物」が、どのような縦糸・横糸を用い、いかに織り上げられたのか。織り手の創意を読みほどくための基礎的な力(調査・分析・考察の方法)を身につけることを目標に、一緒に研究していきたいと思います。 |
鈴木俊幸 教授
学位(取得大学) | 中央大学大学院文学研究科国文学専攻博士後期課程単位修得退学 |
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専門分野 | 日本近世文学 |
研究内容のキーワード | 書籍文化、戯作、草紙、地域文化 |
担当科目 | 近世文学特講・近世文学演習、近世文学特殊研究 |
メッセージ | 日本近世の書籍は実際に手にとってみることができる恵まれた研究状況にあります。したがって、また、可能であれば原物資料に実際に触れることなしに研究を進めることは許されません。資料の扱い方、見方の訓練は必煩です。テキストの精微な読みはもちろんのこと、原物資料に触れることによって見えてくる時代の生々しい様相、作品を成立させた日本近世の文化そのものに向ける眼差しを鍛えたいと思います。 |
指導学生の研究テーマ (修士論文・学位論文 タイトルなど) |
人情本研究 「曽我物語」と江戸文芸 近世甲州にみる狂歌伝播 |
宇佐美毅 教授
学位(取得大学) | 東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得 |
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専門分野 | 日本近現代文学 |
研究内容のキーワード | 近代、現代、小説、表現、フィクション |
担当科目 | 近代文学特講・近代文学演習、近代文学特殊研究:大学院生各自の研究テーマに基づいて発表したり、近年の重要な研究論文を検討したり、なるべく1年ごとに内容を変えて授業をおこなっています。 |
メッセージ | 大学院生の目標は大きく分けて2つあると思います。一つは日本文学の研究能力を磨き、それを一定の成果(たとえば修士論文や博士論文)に結びつけていくこと。もう一つは日本文学の研究を通して、将来どの分野に進んでも必要となる思考力やものごとの分析能力を鍛錬すること。どちらにしても個々の大学院生の不断の努力が必要ですが、どのような目標を持つ入学院生に対しても、在学期間が有意義なものとなるよう必要な指導やアドバイスをしていきたいと思います。 |
指導学生の研究テーマ (修士論文・学位論文 タイトルなど) |
夏目漱石研究─漱石作品における色と空間 谷崎潤一郎の文学─男の物語から女の物語へ 川端康成研究─超越志向のプロセス |
富塚昌輝 准教授
学位(取得大学) | 博士(文学)(中央大学) |
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専門分野 | 日本近代文学 |
研究内容のキーワード | 明治期の小説、批評、読書、徳島県の文学活動 |
担当科目 | 近代文学研究、現代文教材研究 |
メッセージ | これまで、近代文学成立期の小説・批評について研究を行ってきました。最近では、地域における文学活動にも関心を寄せています。こうした時期や場においては、「なぜ文学を書くのか」「なぜ文学を読むのか」といった事が、時にするどく問いかけられます。そうした人たちの思索を導きの糸としながら、文学活動の個人的意義や地域・社会的意義について考えてみたいと思っています。 |
山下真史 教授
学位(取得大学) | 東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退 |
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専門分野 | 日本近代文学 |
研究内容のキーワード | 昭和文学、中島敦 |
担当科目 | 近代文学特講、近代文学演習、近代文学特殊研究:テーマを設定して、作品を精読していきます。 |
メッセージ | 昭和文学を中心に、日本近代文学の歴史を跡づけることを研究テーマにしています。作品の書かれた時代背景を念頭に、作品の新しい読みの可能性を探り、その時代の文学の動向を明らかにすることがねらいです。主に小説を取り上げていますが、詩や戯曲も取り上げることがあります。 |
指導学生の研究テーマ (修士論文・学位論文 タイトルなど) |
近代文学成立期における小説読書法の研究(修士論文) 露伴の反近代(修士論文) 『浮雲』における語り(修士論文) |
藤原浩史 教授
学位(取得大学) | 東北大学大学院文学研究科博士課程後期課程中退 |
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専門分野 | 国語学 |
研究内容のキーワード | 意味論、文法論、敬語、和文語、平安時代 |
担当科目 | 国語学特講・国語学演習・国語学特殊研究:『枕草子』の言語研究。語彙・文法事項を調査し、本文の解読を行います。 |
メッセージ | 日本語は歴史的・地理的に見ると、相当な変異をはらんだ言語です。つまり、今の標準的な日本語とは異なるシステムがいくつも存在します。それを解明するためには文字資料・音声資料から言語情報を引き出して分析し、そのシステムを再構築することが必要です。授業では平安時代の和文資料(いわゆる古典文学作品)を対象として、文献を調査し、言語情報を処理する技術を磨きます。主として意味論(語彙・文法)を中心とします。 |