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東洋史学「東洋中世史」(『2018年度文学部ガイドブック』より)妹尾 達彦 教授

文学部教授 妹尾 達彦
比較都市史・東アジア史/「東アジア都市史をモデルに、人類史の見取り図を描くこと」を一生の目的としている。

東アジアの歴史を多角的に考察することで人類史の全体像を学び、生きる力を身につけます

授業のテーマ 「世界史の中に東アジア史を位置づけます」

「歴史の全体像を把握すること」をめざします。本授業は、東アジアの歴史をさまざまな側面から多角的に眺めることで、人類史の全体像を学ぶことを目的にしています。今まで、「女と男の関係」や「食べ物」「絵画」を題材にしてきました。今年度は、「音楽」がテーマです。現代社会の原型がつくられる4 ~ 16 世紀を軸に、欧米を含めた世界史の中に東アジア史の展開を位置づけることを心がけています。

授業の進め方 「音楽や映画を活用して理解を深めます」

「聞いて見て楽しい授業」をめざします。今年度の授業は、第1 回目の「音楽で世界史を眺めると何が聞こえるか?-音楽史は世界史を凝縮する-」から、最終回の「新しい音楽文化は、なぜ、いつも街路から生まれるのか?-ストリート文化の普遍性-」まで、著名な歌曲の数々を題材に進めます。レジュメとパワーポイントと各種の音源、映像資料を活用し、なによりも音に満ち耳に心地よい授業をめざしています。

身につく力 「歴史経験から「生きる力」を学びます」

「聞いて見て楽しい授業」をめざします。今年度の授業は、第1 回目の「音楽で世界史を眺めると何が聞こえるか?-音楽史は世界史を凝縮する-」から、最終回の「新しい音楽文化は、なぜ、いつも街路から生まれるのか?-ストリート文化の普遍性-」まで、著名な歌曲の数々を題材に進めます。レジュメとパワーポイントと各種の音源、映像資料を活用し、なによりも音に満ち耳に心地よい授業をめざしています。

身につく力 「歴史経験から「生きる力」を学びます」

「人生を生きぬく力」を身につけることをめざします。歴史の知識は、生きる力そのものです。人間の行動における歴史のもつ重要性を、具体的なテーマをもとに受講生のみなさんに伝えたいと願っています。今年度の音楽史に関する授業では、東アジアの音楽の歴史を概観することで、人類の歴史がもつ普遍性と固有性を明らかにし、日本の未来についても論じています。本授業を受けることで、地球で生きていく上でどうしても頭に入れておかなくてはならない歴史の基本的な知識と、難しい問題にぶつかった際にそれを乗り越えることのできる知識とを、多様性に富みながら共通性をあわせもつ人類の歴史経験から学んでいただければと望んでいます。