学部・大学院・専門職大学院

プログラム概要

学びのパスポートプログラムとは

 激変する現代社会の諸課題を読み解いていくには、さまざまな学問分野の基礎を学び、それらを相互につないでいく自由な発想が必要です。そのような発想をもつ人を育てようとするのが、この「学びのパスポートプログラム」です。このプログラムには、「社会文化系」「スポーツ文化系」の2系統での学びが用意されています。入学手続時にどちらかの系統を選択して所属し、自らの関心に基づいたオリジナル・カリキュラムを作成し、学びをデザインしていきます。

 常識にとらわれない自由な発想は、知識のないところからは生まれません。しかし、その知識は有機的に結びついていなければ活用できません。新たに誕生した「学びのパスポートプログラム」は、広範な領域を学べる文学部の利点をさらに発展させ、すべての専攻に関わりながら、自らの関心を深めていく新しい学びの領域です。領域横断的な学びを通して自ら課題を見つけ、さまざまな関心をもった学生同士の学び合いを通して、多様な価値観に気づき、多角的かつ深く問題にアプローチしていける人。そのような人こそ、複雑な現代社会を生き抜くだけでなく、時には社会を変えうる力を持ちうるのだと、私たちは信じています。

 「パスポート」の「ポート」は港。いろいろな「学びの旅」を計画し、文学部の中、中央大学の中、そして大学の外まで出かけて学び、戻ってきては教員や仲間と意見交換して考えを深めていきます。

 さあ、「パスポート」を手に、いろいろな学問世界への旅を始めましょう!

 社会のどの分野でも通用する総合的な知のあり方を目指して。

社会文化系について

 現代社会は情報化が進む一方で、各分野が高度に専門化され、同じ組織でも隣の部署が何をしているのかわからないということも珍しくありません。そこで必要とされるのが、多様な専門家をつなぐ人たちの存在です。社会文化系では、科目と科目のつながりを自ら発見しながら、多様なものの見方や考え方を身につけることをめざします。

スポーツ文化系について

 「より高く、より速く」をめざす競技スポーツも、障害者スポーツも、大自然にチャレンジするアウトドアスポーツも、気分転換や健康増進を目的とした生涯スポーツも、その根底にある「楽しさ」は共通です。年齢、性別を問わず、言語も、国境を越えて共有できるスポーツ文化を、多様な視点から分析し、新たな知見を獲得しましょう。